episode15 ページ18
Aside
貴「撤退命令はもうでたよ？…壁を、登らないの？」
何やら絶望した空気の104期生達に問う。
いや、聞かずとも本当は分かってる。
登らないんじゃない、
ジ「クソッ…壁を、登れねぇからこうなってんだろうが！」
コ「もうガスは残り少ない、補給班が…」
サ「補給班が私たちへの補給任務を放棄したんですよ！！」
な…
補給班ってのはつくづく根性無しの集まりだ。
ちらりと本部に目をやる。
やはりダメか…巨人に完璧に囲まれてる。
私とミカサだけなら壁を登って帰れる程度のガスはある。
いっそ私達だけで、
いや、
いくらなんでもそれは、
貴「非情、か…。」
果たして私に情なんてものがあるのか、
それすら危ういが…。
貴「ミカサ？」
ミカサの様子がおかしい。
アルミンと話してる？みたいだけど、様子が変だ。
ア「僕達、訓練兵…34班…、
トーマス・ワグナー
ナック・ティアス
ミリウス・ゼルムスキー
ミーナ・カロライナ
…エレン・イェーガー
以上5名は、自分の使命を全うし、壮絶な戦死を遂げました…ッ！」
あぁ、皆、
死んでいく。
長い沈黙。
皆、事実を受け止めきれないようだ。
だけど、
ミ「今は感傷的になってる場合じゃない。」
全くもってその通りだ。
皆がまだ驚きを隠せずにいると、
ミカサが皆の前に出た。
ミ「私は、強い。…貴方達より強い。すごく強い！…ので、私はあそこの巨人共を蹴散らせることが出来る。例えば、…1人でも。」
この流れって…私も巨人どもを蹴散らさないとダメなやつだよなぁ。
もうやだ。壁登って安全なとこ行きたい←←
ミ「貴方達は、腕が立たないばかりか、臆病で腰抜けだ…。とても残念だ。ここで指をくわえたりしてればいい…。…くわえて見てろ…！」
無理だとばかりに騒ぎ出す一同。
あああ！もう！！
貴「うじうじうるさい！！じれったい。
ここで待ってて何とかなると思うの？なら、動いた方がはやい。
この、腰抜け共！」
全「っ…」
ミ「戦わなければ勝てない…。」
ダッ！！
ミカサが走り出す。それに続いて私も走り出した。
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★中２病★ - 面白いです！更新待ってます！ (2020年9月26日 6時) (
レス) id: 11099bdacf (このIDを非表示/違反報告)
ここね(プロフ) - 更新しないんですか！まってます！ (2020年4月11日 0時) (レス) id: 43fbbe1d59 (このIDを非表示/違反報告)
琥覇(プロフ) - みたらし団子バカさん» うおおおおおおおおがんばりますうあああああああああああああ() (2018年12月29日 1時) (レス) id: c3ba0018ab (このIDを非表示/違反報告)
みたらし団子バカ - 巫山戯てすいませんe))殴 面白いです！更新頑張ってください！ (2018年9月22日 13時) (レス) id: b72e644e8b (このIDを非表示/違反報告)
みたらし団子バカ - がんばってくださいぃぃぃぃぃぃいいぃぃぃぃいいいううううぅぅぅぅぅぅウウァァァアアアアァァァ！(き●がいですよ？)なわけあるか！ (2018年9月22日 13時) (レス) id: b72e644e8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥覇 | 作成日時：2017年6月2日 0時
