【ハイキュー】烏野バレー部の喘息持ち少年。【男主】

episode4 ページ5

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貴「あ、そういえば俺1年の名前知らないんだけど」


西谷に言ったつもりの一言は大地さんにも
しっかり聞こえていたようで、



澤「あぁ、そうだったな。おい1年！集合！」

日/影「はい！」



威勢のいい返事が2つ聞こえる。

何も集合までさせなくてもよかったんだけどな。

俺の前に4人が並んだ。



澤「日向と影山にはさっきも言ったが、こいつは…」

貴「俺は及川A、2年だ。喘息のせいで練習はあんま参加できないけど、改めてよろしくな」

影「及川…！？」


驚いたようにこっちを見る1年。

なんか変なこと言ったか？俺。



日/山「よろしくお願いします！」

月「どうも…」



澤「ほら、お前らも自己紹介！」



日「ひ、日向翔陽です！」

山「山口忠です！」

月「月島蛍です。」


こ、この1年身長高くねぇか…？

180は軽く超えてるように見える。


影「影山飛雄…です。」



貴「日向に山口、月島、影山、であってるよな。引き止めて悪い、これからよろしく。」


再びよろしく、と告げると元気な返事(日向)が返ってきた。



そして部活も終わり、各々が帰る準備を始める。

俺も帰ろうと荷物を持ち、体育館を出ようとした。




が、1年に声をかけられた。




こいつは、影山…だったよな。

後ろには日向もいる。



影「あの、Aさん。」

貴「どうした？」

影「その、兄弟いたりしませんか。青城に。」



兄弟？


一瞬何の事かと思ったが、そうだ。

影山は北川第一つってたからアイツの事だ。



貴「徹か？アイツは俺の従兄弟。」

日「だだだだだ大王様の従兄弟！？」



え、大王様？



影「及川さんの…従兄弟…。」


じーっとこちらを見つめる影山。



貴「そんなジロジロ見ても全く似てねぇし分かんないだろ」


遂には日向までジロジロとこちらを観察し始め、それに苦笑する。



影「いや、結構似てますよ。」

日「ほんとだ！よく見ればなんとなく一緒だ！」

貴「何が！？え、マジで！？」



え、え、えー、

嫌だー。

アイツにだけは似たくねぇ。


日向に至ってはなんとなく一緒って...


やべぇ、かなりショック。



西「おいA！帰んねーのか！」

貴「あっ、悪ぃ！」



どうやら西谷を待たせてしまっていたらしい。



貴「んじゃ、俺帰るな。また明日。」

影「あ、はい…。」







俺はそのまま体育館を後にした。


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