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「どうしよう…鉢屋ごめ＿＿＿」
ﾊﾞｼｬｱｱｱｱﾝｯ
「…は？」
鉢「え、水…？」
どこからともなく大量の水が降りかかってきた。おかげで、火の勢いが少し弱まった。
「外から…？それとも湧いてきたの？温泉？ゑ？…まさか、父上…？」
つい先ほどまで父上の姿がよぎったこともあって、思わず父の姿を探したがもちろんいない。
鉢「父上…？いやとにかく、今のうちに外へ出よう」
諸「おい陽鬼、大丈夫か」
「諸泉君、良かった」
久「ねぇ三郎、今すごい水降ってきたんだけど…」
尾「伊作先輩、雨降らせたのか？」
鉢「いやまさか…」
中にいた他の人にも水がかかっている。そして、敵の姿はもう見えない。
諸「2人の姿が見えなくなったと同時に、ドクツルタケはここから退散していったぞ」
「そ、そっか。とにかく…またすぐに火はぶり返す。早くここから出よう」
Aが思った通り、一瞬弱まった火はまたすぐに建物を燃やし始め、全員外に出た頃にはみるみる炎上していった。
「…間に合っ、た…」
ひとまず全員無事外へ脱出した。一安心だがまだ他の班の状況を確認しないことには仕事が終わらない。
しかし、一旦安堵を覚えたAの身体からはどっと力が抜けていった。
伊「陽鬼、大丈夫！？」
保健委員長である伊作がすぐさま駆け寄った。
伊「ひどいけがじゃないか…すぐにでも手当てを！」
「ぜ、善法寺君、他の…諸泉君達もぼろぼろだから…」
伊「全く、人のふり見て、だよ！尊奈門さんは他の救護班が見ているから安心して、自分の心配をしなさい！」
「…そんな怒んなくてよくない？」
伊「怒ってません！」
「絶対怒ってるだろ」
なけなしの力で辺りを見ると、5年生の他に6年生もいるようだった。
「忍たま、こんなたくさん…」
仙「陽鬼にヒントをもらってからもう一度色々考えたら、やっと真相にたどり着けたんだ。だから今回はドクタケ・タソガレドキに忍術学園も援護する形になった」
「はぁ、気づくのおっそ…でもよかった。今回だけでも仲良くなれて…」
Aはそこで意識を手放した。
仙「そういえば…城から出てきた奴ら、なんで濡れてるんだ…？」
伊「さあ？」
尾「え、伊作先輩の不運で雨降ったんじゃﾑｸﾞｸﾞ」
竹「勘右衛門余計なこと言うな！」
伊「あはは大丈夫だよ、全ッッ然怒ってないから！」
尾「いや絶対怒ってるやつ…」
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いちごもんすたー(プロフ) - しょーぞーさん» コメントありがとうございます！今後も頑張ります！ご意見参考にさせて頂きます。 (2021年10月3日 23時) (
レス) id: 9d6884059d (このIDを非表示/違反報告)
しょーぞー - こんにちは〜いつも楽しく拝見してます^o^後者のドクタケに戻ってもらうに是非一票入れさせて下さい〜 (2021年10月3日 13時) (レス) @page50 id: fc776c6f0e (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー - しょーぞーさん» そう言っていただけて嬉しいです…！これからも頑張ります！ (2021年9月27日 0時) (レス) id: 4f0800c484 (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー - さくらさん» コメントありがとうございます！今後もちまちまとですが頑張ります！！ (2021年9月27日 0時) (レス) id: 4f0800c484 (このIDを非表示/違反報告)
しょーぞー - とっても面白いです！連載ありがとうございます！(;o;) (2021年9月26日 20時) (レス) @page22 id: fc776c6f0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮生 | 作成日時：2021年9月16日 21時
