アセビ族と加藤村の段 ページ2
「父上、母上、お久しぶりです」
母「A、久しぶりね。元気そうで何よりよ」
父「A〜！父ちゃんお前に会いたかったぞ！見ない間に随分成長したなぁ…！！」
「父上、絶対キャラ変わってるって…」
Aは久しぶりに実家へ帰ることとなった。
両親に元気な顔を見せるためと、今まで調合した薬を届けるため。せっかくだから家族で寄り道しながら帰ろうということで、途中で待ち合わせることにしていた。
「頼まれていた薬も持ってきましたよ」
母「助かるわぁ〜ありがとう」
Aの母・千代には治癒の能力が備わっており、Aの実家では村の病院のような役割を担っていた。といっても、千代が能力を使いまくると体力的にあまりよろしくないので、仕事内容としては訪れた人の話や症状を聞いて薬を出すという、普通とあまり変わりないものである。
千代の能力は治療する上でどうしても必要、という時に使われている。
例えばこんな時。
父「ん？あの御一行は…」
「何やら立ち往生しているようですね。どうしたんでしょう？」
行く先に、馬を連れて立ち止まっている数人の団体が見えた。どうやら、ただ立ち止まっている訳ではなさそう。
「あの、皆さんどうかなさったんですか？」
「あぁ、すみません道を塞いでしまって。実は馬がぬかるみにはまってバランスを崩した拍子に荷が崩れてしまって」
母「そうですか…けがはなさってませんか？」
「馬とその馬を連れていた者が少し体を痛めているようで…」
馬が怪我してしまったことで動けずにいたようだ。見たところ、他の馬や人も少し疲弊しているように感じる。
父「あれ、もしかして…加藤村で馬借をやっている…飛蔵さん？」
「え、どうしてそれを…って、もしかしてアセビ族の清さん？いやぁ、お久しぶりですね！」
父「お久しぶりです！まさかこんな所でお会いできるだなんて」
飛「本当ですね。またも馬が弱っている所でお会いするとは少々お恥ずかしい…」
アセビ族と加藤村の馬借は何年か前に会ったことがあった。詳しくは後ほど。
母「いえいえ、お気になさらないでください。少し馬の様子を見ますね。…目立った傷は無いのですが、もしかしたら骨がやられてるかもしれませんね。Aは他に怪我をした方を見てくれる？」
「わかりました。どの方でしょう？」
「すみません、荷を抑えようとして手を痛めてしまっ、て…て、もしかしてA…？」
「…え？」
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いちごもんすたー(プロフ) - しょーぞーさん» コメントありがとうございます！今後も頑張ります！ご意見参考にさせて頂きます。 (2021年10月3日 23時) (
レス) id: 9d6884059d (このIDを非表示/違反報告)
しょーぞー - こんにちは〜いつも楽しく拝見してます^o^後者のドクタケに戻ってもらうに是非一票入れさせて下さい〜 (2021年10月3日 13時) (レス) @page50 id: fc776c6f0e (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー - しょーぞーさん» そう言っていただけて嬉しいです…！これからも頑張ります！ (2021年9月27日 0時) (レス) id: 4f0800c484 (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー - さくらさん» コメントありがとうございます！今後もちまちまとですが頑張ります！！ (2021年9月27日 0時) (レス) id: 4f0800c484 (このIDを非表示/違反報告)
しょーぞー - とっても面白いです！連載ありがとうございます！(;o;) (2021年9月26日 20時) (レス) @page22 id: fc776c6f0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮生 | 作成日時：2021年9月16日 21時
