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それから数日たったある日
「皆…この方はどうしたの?」
山ぶ「えっと、出かけていたところで出会ってしまって」
しぶ「お腹がすいたのでどうしても何かを食べさせてほしいって言われて」
いぶ「連れてきている途中で気を失った」
ふぶ「へっぽこ剣豪の花房牧之介です!」
「は、はぁ…」
放課後、4人で出かけていたところ偶然にも出会ってしまい、「お腹が空いているから何か食べさせてくれ!」と懇願されてしまった。
多分、1年は組の良い子達であれば巻き込まれないように上手く対応するのだと思うが、ドクたま達は牧之介の扱いに慣れていない。そのため、「まぁ、食べさせちゃえば帰ってくれるでしょ…」と思い、城に連れてくることにしたのだ。
そして、あまりの空腹に途中で倒れてしまった(いや、寝ているだけかもしれないが)。
いぶ「もう牧之介、着いたんだから起きて〜」
「ちょ、ダメだよ無理に起こしちゃ…」
「…んあ?え?ここどこ?」
いぶ「あ、起きた」
牧「…あ、お前ら俺をこんなところに連れてきて何をするつもりだ!」
しぶ「もう、牧之介がお腹空いたっていうからわざわざご馳走しようと思って部屋に連れてきたんじゃないか」
牧「あ、そうだっけ〜!およよ、お姉さん見ない顔だね?もしかして、ドクタケの新人さんとやらですか?」
「そうですけど、私の事ご存知なんですか?」
牧「もっちろん!フリーとしてもかなり優秀だったそうじゃないですか!その優秀なあなたならこの剣豪・花房牧之介のことも知っていますよね!?」
「あ…さ、先程この子達からお話は伺いました。空腹なんですよね?」
牧「そうなんですよ〜!お願いします、この私に何か食べ物を恵んでください!」
「そうですか…」
ふぶ「コソ)よし、ここは早く食べさせてさっさと帰ってもらいましょう」
山ぶ「でも、おやつはもう無いし、何を食べさせようかしら…」
「よし、ここはいっちょ、私が手料理でもご馳走させるとしますか!花房さん、何か食べたいものありますか?」
牧「いいんですか!?え〜とじゃあ、お汁粉つくってもらっちゃおうかなぁ〜」
「お汁粉ですね。じゃあ皆の分も作ってくるよ」
いぶ「いいんですか!?」
「ちょちょいのちょいで作ってくるから!任せて!」
「「わ〜い!!」」
___喜べたのは、ここまでだった___
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乃花おむ子(プロフ) - いちごもんすたーさん» わわわ!ありがとうございます!お互い頑張りましょう……! (2021年9月14日 6時) (レス) id: 3538425ae0 (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー(プロフ) - コメントありがとうございます…!今乃花おむ子さんの作品も途中までですが拝読しているところです!これからも更新がんばります!! (2021年9月13日 23時) (レス) id: c5f21f47da (このIDを非表示/違反報告)
乃花おむ子(プロフ) - テンポ良くて読みやすいのでサクサク読んでしまった……!更新楽しみにしてます、無理のないように頑張ってください!! (2021年9月13日 17時) (レス) id: 3538425ae0 (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー(プロフ) - 秋産まれさん» コメントありがとうございます…!すごく励みになります! (2021年9月4日 12時) (レス) id: 9d6884059d (このIDを非表示/違反報告)
秋産まれ(プロフ) - 面白いです! (2021年9月4日 7時) (レス) id: b236fc8679 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蓮生 | 作成日時:2021年8月30日 15時