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魔「で、君達はAの弱点に興味があると」
しぶ「はい。魔界之先生だったらAさんのこと詳しく知っていると思って」
魔「なるほどねぇ。とはいえ、自分の弱点とか欠点とか、出来るだけ人に知られたくない子だからね…」
ふぶ「そ、そこを何とか…！」
魔「まぁ一つ言うと、弱点があるかないかで言えば、ある」
その言葉にドクたま達の顔がより一層好奇心あふれるものになった。
魔「ただ、それを確かめようとすると皆の命が少々危険な気がするというか…」
いぶ「Aさんの弱点で、僕たちの方が危ない…？」
魔「そうだね…しかも本人には自覚と害がないから余計にタチが悪い気もするし…」
山ぶ「自覚がない…？」
なんだか魔界之先生の返事が歯切れ悪い。そんなに説明しにくいとこなのか？
でもここまで来たらもっと知りたい…！
しぶ「先生はそれを見たことがあるんですか？」
魔「あぁ、その場に遭遇したことがあるよ…本人に悪気はないし、しかも本人の体調には何の異変も無さそうだったな…あ、確か八方斎様もご一緒だったんだっけ、あの時は2人揃って命すり減らしたな…あ、思い出しただけで走馬灯が見えそう。はは、あはは」
うん、明らかに先生の様子がおかしい
しぶ「な、何か嫌なこと思い出させちゃったかな…？」
ふぶ「僕達が踏み込んでいい質問じゃなかったのかも…」
いぶ「まぁ弱点があるってことで収穫はあったし、ひとまず部屋に戻ろうか…？」
山ぶ「そ、そうね。先生、ありがとうございましたー…」
何かのスイッチが入った魔界之先生に、聞こえているか分からないお礼を言ってドクたま達はその場を離れた。
ふぶ「先生どうしちゃったんだろう…」
しぶ「Aさんの弱点で魔界之先生があんなになっちゃうとは…」
とりあえず、魔界之先生の数少ないヒントをもとに推測してみる。
いぶ「でも先生と八方斎校長が2人とも命をすり減らしたって…」
しぶ「しかもAさんには何ともないって一体…」
山ぶ「知りたいような、知るのが怖いような…」
Aの弱点は知りたい…でもそれのために命を差し出す覚悟は無い…！
未来あるドクたま達にとってはまだ命は惜しいものである。
結局この日は、これから一緒に過ごしていくうちにきっと分かってくるだろうという結論に至ったのでその日が来るのを待つことにした。
しかし、その時は思ったよりも早く来た。
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乃花おむ子(プロフ) - いちごもんすたーさん» わわわ！ありがとうございます！お互い頑張りましょう……！ (2021年9月14日 6時) (
レス) id: 3538425ae0 (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー(プロフ) - コメントありがとうございます…！今乃花おむ子さんの作品も途中までですが拝読しているところです！これからも更新がんばります！！ (2021年9月13日 23時) (レス) id: c5f21f47da (このIDを非表示/違反報告)
乃花おむ子(プロフ) - テンポ良くて読みやすいのでサクサク読んでしまった……！更新楽しみにしてます、無理のないように頑張ってください！！ (2021年9月13日 17時) (レス) id: 3538425ae0 (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー(プロフ) - 秋産まれさん» コメントありがとうございます…！すごく励みになります！ (2021年9月4日 12時) (レス) id: 9d6884059d (このIDを非表示/違反報告)
秋産まれ(プロフ) - 面白いです！ (2021年9月4日 7時) (レス) id: b236fc8679 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮生 | 作成日時：2021年8月30日 15時
