馬酔、満を持して登場!の段 ページ5
忍術学園の先生方と利吉が話し合いをしている頃
当のドクタケ城では
しぶ「あ〜あ、今日の課題分からないよ〜!」
いぶ「僕ももう考え疲れた〜…ヘトヘト」
しぶ鬼、いぶ鬼、ふぶ鬼、山ぶ鬼のいつものドクたまたちが今日の宿題に頭を悩ませていた。
つまりは平和な放課後である
ふぶ「僕たち困ってるのに、平和なんて言わないでよ〜」
いや、すまん←
山ぶ「よし!こういう時はあの新人さん所へ行くわよ!」
いぶ「あの方が新しく来てからすごく頼りっぱなしにしちゃってる気がするけど…大丈夫かな?」
しぶ「いや、誰かに質問して解決するのも勉強だよ!よし、皆行こう!」
「お〜!」
そういうと4人は「新人さん」という人の所へと向かった。
戦績の振るわないドクタケ城だが、最近新人が入ってきたのだ。その人は赴いてから日は浅いが、ドクたけの忍者からも、さらにはドクたまからもそこそこ信頼されている。
そしてお気づきの方もいらっしゃるかと思うが、その「新人さん」というのが…
「「Aさ〜ん、失礼します!」」
この小説の夢主である、馬酔Aなのである。
「あら、いらっしゃ〜い!どうしたの?」
ふぶ「僕たち今日の宿題をやっていたんですけど、どうしても分からない所があって」
「どれどれ…これのことなら確か、この本のどこかにあったような…あ、ここに詳しく書かれてある!この本貸してあげるよ」
しぶ「本当ですか!?ありがとうございます〜!」
山ぶ「Aさん、こういう本ってどこから手に入れてるんですか?」
「ん〜、ここで忍術を学んでた時は魔界之先生に譲って頂いたり、働きに出てた時は落城した城に残ってる書物かき集めに行ったなぁ」
ふぶ「そっか、魔界之先生にとってはAさんが教え子第1号になるのか」
「あはは、あの時は最初で最後の生徒になるんじゃないかとヒヤヒヤしたよ…」
Aは、自分がドクタケ忍術教室に入りたてのことを思い出して苦笑いした。
…教室、といってもその後しばらく生徒が入学しないという致命的事態に陥ったため、Aは学生生活をぼっちで送ることになったのだが。
しぶ「ねぇ、Aさんはどうしてドクタケ忍術教室に入学したの?」
山ぶ「それ、私も気になる!言っていいのか分からないけど、どうして忍術学園にしなかったの?」
「山ぶ鬼、それ八方斎様が聞いたら悲しむよ…ん〜話すとすごく長いんだけど…
魔界之先生が通販で失敗したのが始まり、かなぁ」
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乃花おむ子(プロフ) - いちごもんすたーさん» わわわ!ありがとうございます!お互い頑張りましょう……! (2021年9月14日 6時) (レス) id: 3538425ae0 (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー(プロフ) - コメントありがとうございます…!今乃花おむ子さんの作品も途中までですが拝読しているところです!これからも更新がんばります!! (2021年9月13日 23時) (レス) id: c5f21f47da (このIDを非表示/違反報告)
乃花おむ子(プロフ) - テンポ良くて読みやすいのでサクサク読んでしまった……!更新楽しみにしてます、無理のないように頑張ってください!! (2021年9月13日 17時) (レス) id: 3538425ae0 (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー(プロフ) - 秋産まれさん» コメントありがとうございます…!すごく励みになります! (2021年9月4日 12時) (レス) id: 9d6884059d (このIDを非表示/違反報告)
秋産まれ(プロフ) - 面白いです! (2021年9月4日 7時) (レス) id: b236fc8679 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蓮生 | 作成日時:2021年8月30日 15時