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その後
伊「ドクタケ忍者は助けたけど…どうしよう、乱太郎が見当たらないよ」
留「伊作落ち着け。もうとっくに逃げたのかもしれないぞ」
「そうそう、ドクタケのくノ一が助けといたんだから安心しなよ」
伊「ならいいんだけど…って!?」
小「おう!また会ったな!」
「やぁ!乱太郎君なら、さっき山田先生達と合流してたから安心して」
伊「ほ、本当かい!?」
「嘘じゃないよ…てか、なんかウチの連中がまた世話になったみたいで…」
文「気にするな。こっちこそ、色々世話になった」
「あはは、また遊びに来なよ。さーてとドクタケの皆さん帰りますよ。お話したいことがたぁっぷりありますからねぇ」
6年(あ、ご愁傷さまです)
「八方斎様〜…あー伸びてる。しょうがないなぁ」
そう言うとAは、頭に星が飛んでいる八方斎を担いだ。
6年(!?)
「…なんでそんなに驚いてるのさ」
驚くのも無理はない。彼女は、ただでさえ重いのに鎧を着てさらに重くなり気絶した八方斎を担いだのだから。
小「お前、力持ちなんだな!」
「え、デリカシー無いこと言わないでよ!これでもちょっと重いわ!」
仙「ちょっとじゃないだろう…」
「じゃ〜また会おうね!
『団子6兄弟』さん!」
そう言ってくノ一はドクたけを引き連れ去っていった。
残された6年生はというと…
6年(…あれ、最後馬鹿にされた!?)
Aの力に驚くあまり、最後の言葉の意味にしばらく気が付かなかった。
山「3人とも、本当にあのくノ一に助けてもらったのか?」
きり「はい!俺としんべヱが先に逃げる時は『こっちから行けば皆がいるところに近いから』って案内してくれました」
乱「私の時は…そういえば、お礼を言ったら『これは6年生へのお礼だから』って」
しん「それ、僕たちも言われた!」
きり「なんか、いい人だったよな」
乱・しん「うん!」
山「…いい人、か」
先生からしたら、先日から教職員や上級生が警戒していたドクタケの新人に対して、3人がこうも口をそろえて「いい人」と言うとは、と驚きを隠せなかった。1年は組の場合、ドクたまと仲がいいというのもあるかもしれないが。
とはいえ忍術学園と敵対する城に所属している以上、要注意人物であることに変わりはない。むしろ、今回の騒動から見て、彼女が何を考えているのか余計分からなくなってしまった。
とにかく、今は生徒を安全に学園まで送り届けることが優先だと気を引き締めて学園に向かった。
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乃花おむ子(プロフ) - いちごもんすたーさん» わわわ!ありがとうございます!お互い頑張りましょう……! (2021年9月14日 6時) (レス) id: 3538425ae0 (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー(プロフ) - コメントありがとうございます…!今乃花おむ子さんの作品も途中までですが拝読しているところです!これからも更新がんばります!! (2021年9月13日 23時) (レス) id: c5f21f47da (このIDを非表示/違反報告)
乃花おむ子(プロフ) - テンポ良くて読みやすいのでサクサク読んでしまった……!更新楽しみにしてます、無理のないように頑張ってください!! (2021年9月13日 17時) (レス) id: 3538425ae0 (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー(プロフ) - 秋産まれさん» コメントありがとうございます…!すごく励みになります! (2021年9月4日 12時) (レス) id: 9d6884059d (このIDを非表示/違反報告)
秋産まれ(プロフ) - 面白いです! (2021年9月4日 7時) (レス) id: b236fc8679 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蓮生 | 作成日時:2021年8月30日 15時