馬酔がドクたまになるまでの段 ページ15
ドクタケ城を謎に警戒する動きは落ち着き見せていた。
どうやら八方斎はまた何か作戦を始めつつあるらしい。
八「ドクタケ城と忍術学園の中間地点に仮の城を建て、そこから忍術学園に奇襲をかける作戦を行おうと思う。A、この作戦どう思う？」
「成功する見込み、それに見合った予算、忍術学園に立ち向かえる有能な人材があれば問題ないかと」
八「なるほど…つまり、この作戦に賛成ということでいいな？」
「え、話聞いてました？どれか一つでも当てはまりますか？」
八「…まぁそれはさほら、やってみないと、ね？」
「…じゃあせめて、私が予算を計算しておくのでそれに収まるようにしてください。言っておきますが、これは妥協案です。」
ということで、自室にこもって予算を計算していた
「全く本当に勝算なんてあるのか？これが失敗して給料減ったらどうしてくれるんだ」
「これは忍者隊が待機するための出城だから設備と部屋は最低限に抑えてもらおう。そうすれば出費もだいぶ…」
ぶつくさと悩んでいる所に「Aさ〜ん」というドクたま達のの元気な声が聞こえていた
「入って〜」
「「失礼しまーす！」」
おお元気だ、とAは心の中で感心した。
しぶ「Aさん、お仕事お疲れ様です！」
ふぶ「もしAさんが良ければですけど」
山ぶ「私たちとお茶にしませんか？」
いぶ「お菓子もたくさんあります！」
ああ…なんてまぶしい天使たちなのだろう。部屋の中の湿ったような空気感とお金の生々しさも吹き飛んでいきそうだ。
お菓子まで持って部屋に来たというこの子たちのせっかくの誘いを断る選択肢などAには考えられなかった。
「皆、今日はゆっくりしていって！」
「あ〜幸せ…皆本当にありがとう。お団子も羊羹も美味しすぎ」
山ぶ「良かった〜！今日のために、皆で選んできたんです！」
「そうなんだ…お姉さん嬉しいよ…にしても、どうして急に来てくれたの？」
今日のため、とか、ドクたま全員そろって来ていることとか、もちろんうれしい事なのだがその用意周到さに何となく疑問を感じる
ふぶ「あの…今日はAさんにどうしても聞きたいことがありまして」
しぶ「この間聞きそびれた、Aさんがドクタケ忍術教室に入った理由についてです」
山ぶ「私達、あの後やっぱり気になっちゃって夜しか眠れなかったし」
いぶ「ご飯も一日三食しか食べていないんです」
「なるほど、健康そうでなにより」
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乃花おむ子(プロフ) - いちごもんすたーさん» わわわ！ありがとうございます！お互い頑張りましょう……！ (2021年9月14日 6時) (
レス) id: 3538425ae0 (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー(プロフ) - コメントありがとうございます…！今乃花おむ子さんの作品も途中までですが拝読しているところです！これからも更新がんばります！！ (2021年9月13日 23時) (レス) id: c5f21f47da (このIDを非表示/違反報告)
乃花おむ子(プロフ) - テンポ良くて読みやすいのでサクサク読んでしまった……！更新楽しみにしてます、無理のないように頑張ってください！！ (2021年9月13日 17時) (レス) id: 3538425ae0 (このIDを非表示/違反報告)
いちごもんすたー(プロフ) - 秋産まれさん» コメントありがとうございます…！すごく励みになります！ (2021年9月4日 12時) (レス) id: 9d6884059d (このIDを非表示/違反報告)
秋産まれ(プロフ) - 面白いです！ (2021年9月4日 7時) (レス) id: b236fc8679 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮生 | 作成日時：2021年8月30日 15時
