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妹 ページ8
ふたりは汗だくで抱き合っていただけだった。
じゃれついているには、ピンクな雰囲気だったけど。
ああ、もう、どうしよう。
どんな顔で会えばいいのかな。
「どうやった、Aちゃん」
空っぽのコップを持った治さんが歩み寄る。
ふらふらと歩いて、見上げると少し心配そうで。
「あ、なんにもなくて…えへへ」
俯く。
彼の手からコップを取ると麦茶を注ぐ。
稼働するエアコンと、治さんの視線。
あまりにも気まずいため、部屋に戻ろうとした。
そのとき。
「そういやAちゃんも変態さんやなぁ、ほら」
と、肩を突かれ出されたのは姉のお下がりの下着。
シースルーなターコイズブルーの姉のお下がり。
一回だって履いたことがないのに転がってたって。
「お、おさむさっ、もしかして…っ」
「姉ちゃんが学校で自慢しとってな、うちの妹こんなの履いてる〜言うて」
馬鹿か。
恥ずかしくなって部屋に飛び込む事にした。
意味深なことばかり増えていくけど。
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