占いツクール
検索窓
今日:14 hit、昨日:68 hit、合計:1,640 hit

火傷した蝋そく ページ3

いつだって生真面目なあの人が好きで好きで好きで。



なんだってこなすあの人が愛しくて愛しくて愛しくて。


全てにおいて卓越したあの人に愛されたくて愛されたくて愛されたくて。



でもあの人は私を子供だと笑って、守って。



あの人にね、私、愛されたい。


そんなの、愛撫だとかチュウだとか、赤ちゃんだって愛しさ故にしてもらえるじゃないの。



私はね、特別になりたい。



笑いかけられたりだとか伴侶だったりとか。


そんなの望んでなんかいないから、あの人に与えられる新たな感受性になりたいの。





そう思ったら即行動。


ああ、ああもう、愛しいあの人!


私を陽だまりの中の子猫と勘違いしているような優しい瞳!


それが大好きで大好きで。




でもそれって赤ちゃんにだってしているじゃない。


じゃあ、どうしようか。



そういえば私は貴方の絶望した顔を見たことがないな。



じゃあそうしよう?


そうしようか!




私の大好きな貴方!


私の知らない貴方の全部!


やっとピースが揃ったわ、ああ私ね嬉しくて宙に浮いてるみたい!






でもそれも一瞬。


すぐに落っこちて焼けるような痛みが染みのように広がってく。



あは、その顔が見たくて、堪らなかった。










火傷した蝋そく

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
設定キーワード:短編集 , 彫刻刀と寂しい夢 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:いぬお | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2020年2月12日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。