アイドルしながらこっそり最愛のファンとイチャつく話【キメ学】

睡眠 ページ3

「はい、Aちゃん明日も早いし寝よう寝よう！」




最近、すごく早く寝ることが多い。



まぁ、我妻君の影響なんだけど…。


私が寝不足気味、って言ってからずっとだ。



「そもそもfwiiのコメント全部に返信やハートつけることできるわけないでしょ？」



なんて諭されたものだから、fwiiのコメントやハートもやめることになった。

そりゃそうだよね、送っても送っても増え続けるコメント。



思い返せば不毛だったものだ。




いま、我妻君と手を繋いで横になっている。



我妻君が、「寝ないの？」と、聞いてくる。

それが好きで愛しくて。



「我妻君が好きすぎて眠れないの、ほら、手、ずっと脈打ってるの、それすら好きで好きでしょうがないから」



握った手を引いて頬に宛行う。


ぴったりとくっついた我妻君の手は温かくて、優しかった。




「なにそれ、Aちゃん、ずるい、俺だってすっごい好き」




「ほら」




そう言うと毛布ごと私を抱きしめる我妻君。


我妻君って本当に詐欺してるよ、だって優しくて女の子みたいに細身なのに、ハグでわかる、ガッチリした体つき、ちゃんと男してる。






そんな我妻君を抱きしめ返して、顔を埋めて対抗するように言う。





「じゃあ私は我妻君のこと愛してる！」



「俺のほうが愛してるよ！！」




「我妻君、声大っきいうるさいよ！」




「ごめんねぇ！？」





抱きしめあってずっと近い距離で話す。




この温もりがずっと消えませんように。



大好き、我妻君。

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