13話 ページ16
「お前が...欲しい!!」
「え、ちょっとキモチワルイですごめんなさい」
レムレスからやっと逃げてきてひゃっほう自由だ僕はとか思ってたらまた変な奴にからまれたよ
なんで私の回り変な奴ばっかなの?そういう体質なの?
あ、やっべなんか泣けてきた
「お....おい、大丈夫か....?」
「いやぁはっはっはなんだか悲しくて」
うわこの人本気で引いてる、変な人に変な目でみられるのってこんなにも屈辱なんだね
「....なんだかさぁ、嫌になってきちゃうな」
すぐそこにあった階段の段差に座り込みながら。
「え、いや.....、俺で良かったら話聞くぞ」
ゲームだとあまり解らないいじられキャラのシェゾだけど、ちゃんと男の子だし、さりげなく優しい。
「ありがと。でもいいや、帰らなきゃ。」
立ち上がり、歩こうとしたところで、ふと思った。
私は、シグの家の人でもなければ、お手伝いさんや家政婦、何か役に立つようなことをする為にシグの家に来ている訳でもない。
私が彼の家に行く行為は、デメリットでしかないのだ。
彼が昨日家に泊めてくれたのは、私を不憫に思ったからだ。
帰れない。勝手にシグの家からでたくせに、今更どのつら下げて帰れない。
「....帰れない。のか?」
「え!?あぁ、ううん!ちょっとぼーっとしてただけ!」
焦って早口で言葉を発する私を疑いの目で見つめるシェゾ。
「ふーん、そうか、じゃあ早く帰れ。」
足が動かない。
動かしても意味がない。
行く当てがない。
「....なんだ、帰れないんじゃないか。」
はぁ、と、シェゾは頭を掻きながら。
ふいに立ち上がって。
「今日は家に泊まっていけ、うるさくするなよ」
私の頭に手をぽん、と軽く乗せた。
私は、小さく頷いて、黙ってシェゾについて行った。
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シグ厨宅浪ローソンクルー - Я хочу быть с тобой всегда.(笑) ※ヨーロッパ語での連投失礼しましたw。 (2018年9月3日 8時) (レス) id: 602ce2ff93 (このIDを非表示/違反報告)
シグ厨宅浪ローソンクルー - シグくんЯ тебя люблю!(ロシア語で「愛してる」w) (2018年9月3日 8時) (レス) id: 602ce2ff93 (このIDを非表示/違反報告)
シグ厨宅浪ローソンクルー - Ich liebe Sig( *´艸`) シグくん愛してるw (2018年9月3日 8時) (レス) id: 602ce2ff93 (このIDを非表示/違反報告)
シグ厨宅浪ローソンクルー - リア友がキャンプで地元を離れてる間、久しぶりにシグ君に会いに来たけど、やっぱチョー癒されるわー!バイト中、副店長に注意されて萎えても、シグ君を思い出せば、接客態度のバイタルがお客様に失礼な程度にまで落ちないよ(笑! (2018年9月3日 8時) (レス) id: 602ce2ff93 (このIDを非表示/違反報告)
たま - ュ鼻血しか出ませんでしたね。ティッシ何箱使ったと思ってるんでぃすスカーもう死にますよシグきゅん(´Д`)ハァ…(´Д`)ハァ… (2016年8月7日 17時) (レス) id: 5d297d19ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おとう腐 | 作成日時:2013年4月2日 14時