どうして足元にピンクボールがｯｯ!?クッションじゃない！？【星のカービィ】

砂漠っぽい場所！ ページ33

お昼。

町外れの少し遠い所にあるレーズンルインズに訪れた。
砂漠が良く見えて、カラカラとしていた。


『ここがレーズンルインズね！』
「れーずん！…ぽぇ？」


カービィは目をキラキラさせていたが、景色を見て首を傾げていた。
そして服をﾁｮﾝﾁｮﾝと、ひっぱり「れーずん」と口を開けてきた。


(ありゃ？レーズンルインズなんだけど…)


れーずん…レーズン？
え、果物の話！？


『カービィ？レーズンってまさか果物の？』
「はぁーい！」


私の問いにカービィはﾆﾊﾟｯと明るく笑った。
…うーん、マジカ！

流石にウィスピーウッズから貰ったリンゴは食べたみたいだし、食べ物は持ち合わせてない。


「コイツ、馬鹿なのサ。
レーズンルインズって場所のことだろ？」

「そうだわ。
カービィ、食べ物のレーズンは無いわよ」

「ぽよ！？」


真実を知ったカービィはｶﾞｸｯ…とショックを受けていた。

私は静かに、まぁるいモチモチとしたカービィの頭を撫でてあげながらフーム達の方を見た。


『それで？船のパーツはここのどこに？』

「アッチの遺跡の中にあるみたいだぜ！」
「右ウィングがあるそうよ」

『へぇー！』
「れーずん…」


「カービィはまだ言ってるのサ」とマルクの声を後に、ブンが指した遺跡に向かった。
ぞろぞろと大人数で行く。


私はふと、気になった。
それは＿メタナイト卿のマントは暑くないのだろうか？


(今もマントを前にしてる…)


今でも真夏のように暑いのに、マントを前にして熱がこもらないのかな？
…表情は仮面のせいでよく分からない。


ｼﾞｰｯ…


「…そんなに見るな。視線が痛い」
『え？…ぁ！』


すぐに目線を逸らしたが、それにため息をつかれてしまった。
そしてすぐに「なんだ？」と話を振ってきた。


「話したいことがあるんだろう？」
『…いや、ほんとしょーも無い話ですがぁ』


そう言ってはマントをﾋﾞｼｯ!と指した。
カービィも後から真似してくれた。


『ソレ！暑くないの！？』
「それぇ！ぽよっ！」

「目の付け所がしょうもないのサ。」

「ねーちゃん。ずっとAがうるさい」
「……ええ、そうね。」


(フーム！？暑さに疲れてうなづいちゃダメでしょょょ！)


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星のフームたん((？？？))
急に思い出した…！？ Byシグマ

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