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療養の後、いつの間にか階級が変わっていた。
あの爆弾魔は巷で有名な悪人だったようで、私はそれにうまく対応したことになっている。らしい。
「ほんとですか？気使ってこうなってませんエミさん。」
「いや、ホンマに補佐候補生にする話になってたんですよ。もうめっちゃ偶然。」
「なんかエーミールに当たり強いのウケる。」
呼ばれた応接室にエミさんと大先生がいた。
「じゃ、行こか。」
煙草を吸いながらへにゃりと微笑む大先生についていくと、煌びやかなドレスが溢れんばかりに飾られた部屋
「あ、Aちゃん！お久しぶりやね。」
その隅で宝飾品の傷を商人と共にチェックしていたマンちゃんが相変わらずの人当たりのいい笑みで迎えてくれた。
「これからAちゃんには色々教え込むから、覚悟しててな。時間制限付き。二か月後の俺のお得意さんの生誕祝いの場に出て貰うから。」
ブイ、と手を顔の横に挙げてピースサインする彼はマイナスイオンが出ているのではないかと錯覚するほどほわほわしているが、口から出るのは突拍子もない命令だった。
「へ、」
「いろいろ指南役のマンちゃん、いろいろ指南役その２のエーミール、そして今日だけの特別ゲストで僕でーす。」
「今日はAさんのモチベーションの為に、二か月後のパーティー用の装いを決めるんですよ。それで、女性をよく見てる大先生が来てくれたんや。」
「社交界のトレンドまで把握してるからな僕は、任せとき。」
あ、もちろんAちゃんの希望が一番やで？
という大先生、
町の子だけじゃなくて社交界でもいろんな子をとっかえひっかえしてるのか。
「そそ、で質問なんやけど好きな色とかある〜？とりあえず無難な形と色は取り寄せてみたんやけど。」
商人を下げさせた後マンちゃんがくる。
「好きな色は特にないですねぇ。」
そういって身近なところにあるドレスを見る。色とりどりで、形も綺麗で、布の質感も触ったことないような上質なものだった。
私だって元少女だ、絵本の世界でしか見たことなかったようなモノが目の前に、こんなにたくさんあると楽しくなっていく。
パールが縫い付けてあったり、レースが幾重にもあしらわれていたり、逆に何もついていないシンプルなものも。
「わぁ、」
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Aya(プロフ) - ボマー！？お前性格イケメンかよ！？多分任務失敗したら消されるからの自爆だろ!!!任務より自分の気に入った相手優先とかヤバい(途中までしか見てない人の勝手な感想) (2021年6月8日 3時) (
レス) id: b462e5db2b (このIDを非表示/違反報告)
燕(プロフ) - ROM専さん» 勢いの良さに笑っちゃいました…！ありがとうございます（？） (2019年9月26日 7時) (レス) id: 2e704aa56d (このIDを非表示/違反報告)
ROM専(プロフ) - mnちゃああああああああああ (2019年9月25日 20時) (レス) id: 19a3a955e7 (このIDを非表示/違反報告)
燕(プロフ) - にーたさん» 周りに説明する時は丁寧だけど胸中ではズバッと決まってそうなのでこういう表現にしました！色々考えた結果の文字数なので刺さったなら嬉しいです！コメありがとうございました！ (2019年9月22日 10時) (レス) id: 2e704aa56d (このIDを非表示/違反報告)
にーた(プロフ) - 46の一文に痺れました。語らないでズバッと切るところが最高にカッコいいです。 (2019年9月21日 23時) (レス) id: 8f97026b0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燕
| 作成日時：2019年8月23日 19時
