転生してその辺にいるありふれた住人になったにも関わらず主要キャラクターさんと関わりすぎている気がする【2】

60.ホントの我が家は向こう ページ10

なんだか重苦しい感じの話にしちゃったけど…流石に誤解させるわけにはいかない！




「…そ、そうだったんだ…ごめんね」
『でもね』




私は、フリスクの謝罪を遮るように何となくこう口にした





『驚かないで聞いてほしい事があるの！
…まあこんなこと話たら誰だって驚くだろうけど』





いきなりの驚かないでという私の言葉に、戸惑ったような首を傾ける仕草をするフリスク





「…うん、驚かないで聞くよ、約束する」




その横では、お喋りを止めて静かにふわふわと宙を漂うブルっちが。





こんなかしこまって聞かなくても大丈夫だけどな…





逆にこんな空気を作ってしまって申し訳なくなってくる





『実は私…ここで言う”異世界”から来たんです
まぁ、ろくに言う転生…っていうやつかなって…!!だから、”本当の家”は向こうにあって、それで…』




ブルっちには既に話していたことなのもあり、大きなリアクションは無かったが…


かしこまって聞いていたフリスクは遂に一瞬フリーズし、








「てん…せい??」





と、頭の上にはてなを浮かべるばかり






ついさっきまでわいわいお話してた新しい友達が、いきなりこんなこと言い出すんだもの



それは戸惑うよね!!





ただでさえ私も転生したばっかりのときは頭が真っ白だった訳で…








でもなんか…本当の事を話してるだけに、いかにも何言ってるんだって反応されると…





ちょっと複雑…っ!

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