転生してその辺にいるありふれた住人になったにも関わらず主要キャラクターさんと関わりすぎている気がする【2】

78.最後の回廊 ページ28

長い廊下に、立派な造りの柱…


ステンドグラス調の窓からは、暖かな外からの光が差し込んでいる




ここは…

私は知ってる





「よぉ、A」



『え、私さっきまで大使館でフリスクさん達と…』



「ちょっとアンタに聞きたい事があってな」



聞きたい事…？なんかサンズさんの興味ありそうなこと言ったっけな…



……こんなところで聞かれることというと、なんだか嫌な予感しかしない




「…なぁ、A…アンタは…何もんなんだ?」



気づけばサンズはハイライトの消えた不気味な面持ちで私にこう聞いてきた



『何ものかと言われても…ただの人間です、としか……』




いや、でも、別世界から来た人間って点は至って普通の人間とは言えないのかな?



「なんだ、その顔、何か心当たりでもあるか?
それとも…なんだ、心当たりしか無いか?」



『心当たり…?』



「フリスクが、アンタは別世界から来たと言ってたが…
……俺の名前を知ってたとこを見る限りアンタ、playerか?…そうなのか?」




なんだか凄く誤解を生みそうな話し方されてたんだな私…



『ちょ、ちょっと待って…話します、隠さず話しますから…』





自分がplayerであることを認めたとでも思ったのか、サンズの左目が青い光を帯びた




あ〜、



これって、絶対……





少しでも怪しげな言葉話しちゃったらブラスターで消し去られるやつですかねわかります

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