レッドライン2【不死川実弥】

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こんなぶっ飛んだ妄想する前に
まず、告白の返事を考えなければ！




実弥、何て言ってくれるのかな？
好き、とか言われるのかな？
付き合って、とか…
俺のパンツを一生洗ってくれ！とか…
やだ！もう！恥ずかしいよ！実弥！




「………Aねぇ…何で実弥兄ちゃんのパンツの匂い嗅いでるの…？」






…………………






……流石に匂いを嗅いでた訳ではありません。

恥ずかしくなって、手じゃなくて、洗濯物で顔を覆ったのがたまたま実弥のパンツだったというだけです。

本当に無意識だからお願い、引かないで。そんな目で見ないで、貞子。





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かわいく、返事したいなぁ。ちょっとでも！



『私もずっと実弥の事が好きだったの』

好きとか言えるか？
ずっととかさり気に暴露したくない。



『みーとぅー』

馬鹿。茶化してどうする。



『そんなに言うなら付き合ってあげてもいいけど？』

どこのツンデレキャラよ！






あーもう！本当、自分の経験がなさ過ぎて貧相な妄想と言葉しか出てこない！





大体花火大会とか2人で行ったことないし！デートみたいじゃん！

それだけでもこっちは胸いっぱいなのにさ！

それを告白しますよーなんて言われたらキャパオーバーですよ！フザケンナ！









……………手とか…繋ぐのかな？
屋台で買った物を……あーん、とかしちゃったり…で、付いてんぞ、なんて言われて…

で、その後…






「何してんだァ？」


『うわぁ！
け、気配消して背後に立つな馬鹿！ドキドキすんでしょうが！って！ドキドキってそういう意味じゃないから！勘違いしないでよ！あと！ついてんぞからのぺろとか期待してないから！匂いだって嗅ぎたかった訳じゃないから！たまたま実弥の物だっただけだから！分かったか！分かったな！分かったならあと洗濯物宜しく！私はやる事が沢山あるから部屋に戻る！忙しいから！本当にめちゃくちゃ忙しいから！！部屋に戻るから！』






「は？あ、おい！A！」









ぜぇーはぁーぜぇーはぁー

ダメだ…全然普通に出来ないよ！！



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