レッドライン2【不死川実弥】

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花火大会前日



やっとこの中途半端から開放される。
恥ずかしかったよ！9日間！！！



でも、どうしよう。今からドキドキしてる。
ドキドキし過ぎて明日疲れ果ててるんじゃないかと思う程ドキドキしている。



はぁーと肺に溜まった物を空っぽにする勢いで深い溜め息を吐き、2つの鍋に入ったカレーをかき混ぜる。



小さい組の為に甘口も作らないといけないからね。まぁ、高校生になっても甘口カレーを好むお子ちゃまもいるけど。




盛大に溜息を吐いた私に、一緒に作っている貞子が「ごめん、私切るの遅かった？」なんて不安気に聞いてくるので、


貞子が可愛すぎてねーちゃん溜息でちゃうと抱きしめればケタケタと笑う。かわいい妹だ。






さて、次は洗濯物だ！
普段バスケばっかりやってるから出来る時はしないとね！………じっとして、いられないし。




洗濯物を畳んでいると小学生2人組が競うように私の所へ来て


「Aねぇ！本読みの宿題聞いててくれなぁ！」

「俺もー！」


と、違うお話の本読みが同時に始まる。
普段、生意気ばかりの弟2人。かわいい…この頼られてる、って感じが堪らない！幸せ。




もしも、もしも実弥と。その、付き合ったとして、ゆくゆくは…皆が本当の弟妹に…






ヤバイ、馬鹿でしょ！流石に引くわ！

飛躍しすぎだろ！



「Aねぇどうした？顔真っ赤だぞ？」



大変！熱かもと体温計を持って来る可愛い妹。



すみません、妄想で照れました。




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