レッドライン2【不死川実弥】

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何にも頭に入ってこない授業を終え、家でなんて待っていられず実弥の学校へ行った。


しまった。よく考えたら部活じゃん。
焦りすぎた…恥ずかしい。
邪魔しちゃ悪いし、帰ろう。


そう思って引き返そうとすると、何だか軽く周りを人に囲まれて、コソコソと聞こえる声。



「あれ？3大美女じゃね？」

「緑川さん！？」



なになに？
今、緑川って言った？？私の事？？


誰だ？なんで私の事知ってるんだ？？
バスケファンか？？
なんか、こわい…か、帰ろう…

　
そう思っても中々その輪から抜け出せなくて、どうしようかと思っていると



「あれー！どこのど派手な美女かと思ったらAチャンじゃねーか！不死川か？」



人混みの中、頭一つ突き抜けた宇髄くんがヘラヘラと笑いながら声を掛けてくれ、知り合いがいてホッと胸を撫で下ろした。


呼ぼうか？という彼にもう帰るから、と言うと
今日は女バスと被って部活休みになったからそろそろ不死川も来る、と教えてくれた。


折角だし一緒に帰ろうかな。

この先の関係に期待している私は、実弥の気持ちを早く確かめたくて

居心地はカナリ悪いが、実弥を待とうと決めた。


『じゃーもう少し待とうかな、』


そう言うと、宇髄くん越しにすぐに見つけた実弥、


と以前実弥に抱きついていたマネージャー。


仲良く2人で歩いてくる姿が目に入った。




私を見て固まる実弥。

それを見てガンを飛ばしてくるマネ。





は？実弥てめぇ、人の事口説いといてなに他の女とイチャコラしてんだよ。ふざけんな。


自然と私の目にも力がこもっていくのが分かった。




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