【あんスタ】プロデューサーが元暗殺者の件について【暗殺教室】

姫宮桃李の時間 ページ20

.





お昼。


今日は、時間の都合上お弁当を作れなかったため、食堂に来ていた。



(ヤバイ……。めっちゃ並んでる。)



やはりお昼時というのもあって、購買の方も利用する人もいるため、混みあっている。



券は買ったけど、これじゃあ時間がかかるし、席があるかも不安だ。



不安になりながら、自分の番が来るまで並んでいると、視界の隅にピンクの髪が見えた。



どうやら埋もれているようで、気がかりになった私は後ろの人に自分の場所を開けておくように頼み、彼を助けにいった。



グイッと手を引っ張ってあげると、ビクッと怯えたようにこちらを見た。



「姫宮くん、大丈夫？」



姫宮「な、何だAか〜。てっきり弓弦かと思って焦っちゃったよ〜。」



ホッ、と胸を撫で下ろした姫宮くんの手にはオムライスの券が握られていた。



「また、伏見くんから逃げてきたのね。ちゃんと伏見くんが作ったお弁当食べなきゃ。」



姫宮「う〜……だって、野菜ばっかりのお弁当なんて食べたくないし！」



そう言って駄々をこね始める姫宮くん。



そう大きな声で駄々をこねてると……



伏見「こんな所にいらっしゃったのですね、坊っちゃま。」



姫宮「ピギィ！ゆ、弓弦だぁ。」



ほら、見つかっちゃった。

伏見弓弦の時間→←倉橋陽菜乃の時間

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す