【あんスタ】プロデューサーが元暗殺者の件について【暗殺教室】

天祥院英智の時間 ページ12

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衣装作りを取り敢えず済ませた私は、次の体験入部はどこにするか悩んでいた。



(前回は運動部だったし、今回は文化部にしようかな……)



英智「やぁ、何かお悩みのようだね。僕で良ければ話を聞くよ？」



「あ、天祥院くん。そうだ、天祥院くんって確か紅茶部だったよね？」



英智「そうだよ。それがどうかしたのかい？」



「実は、体験入部に行かせてほしいんだ。今年から絶対入部になったから、色々体験しときたくて。」



英智「そういう事なら、大歓迎だよ。僕も今からガーデンテラスに向かうところだったから、一緒に行こうか。」



少し後ろにいた天祥院くんは、ゆっくりと歩いて私の横に並び、そして歩き出す。



私より歩幅は大きいから歩くペースは速いはずなのに、どうやら合わせてくれているらしく私と歩くペースは一緒。



なんというか、流石だな……。



それにしても、天祥院くんの隣を歩くだけなのに、何か緊張する。



(玉座から引きずり降ろされたとしても、やっぱり『皇帝』の貫禄みたいなのがあるんだよなー。)



まぁ、だからといって特別扱いとかそういう事はしないけどね。



彼も、『同じ高校３年生の友達』だから。

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