(JJ)トリップしてきたのはガンマン気取りのおっさん！？ (ページ5)

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3話ページ5

実『スタンド使いとか…この世にいるわけないじゃないですか｡あれは全部作り話ですよ？これ以上変なこと言うと警察呼びますよ』

ﾎﾙ｢警察を呼びてぇのはこっちだ！俺をこんな得体の知れねぇ屋敷に連れてきやがってよ！挙句の果てにはなんだ？この家から出さねぇってか？｣

何を言っているのかさっぱりわからない｡

実『…さっきから言ってることがおかしすぎますよ…誰もおじさんを誘拐なんてしたりしないし､ドアだって目の前ですよ？』

どうやらこのおじさんは本当に気を違えているみたいだ｡まともに相手しない方がいいだろう｡

ﾎﾙ｢あんさんは…どうやらなにもしてねぇし知らねぇみたいだな……ドアに弾かれるんだ｣

実『え？弾かれる…？』

試しに私は､玄関のドアを通って､外に出てみた｡

実『……』

何事もなく通れた｡当然ながら｡
私は無言でおじさんを睨んだ｡

ﾎﾙ｢あれ…おかしいな……ッッ！！｣

おじさんがドアを通ろうとした瞬間､薄い水色に光る結界らしきものが見えた｡

バチィッ！！と先ほどと同じ鋭い電撃音が響いた｡

実『なにこれ…SFチック……』

驚きが一周まわって､しょうもないコメントをしてしまった｡