(JJ)トリップしてきたのはガンマン気取りのおっさん！？ (ページ4)

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2話ページ4

その後､なんだかんだあって男が泥棒じゃない事が分かり､とりあえず着替えるまで廊下に出て待ってもらった｡

?｢おーいまだかぁ？｣

実『まだです！』

それにしても､あの人…ジョジョのあのキャラにそっくり……まさか…｡

実『いやいや…馬鹿じゃないの？そんな訳ないじゃん…』

私は､着替えて髪をドライヤーである程度乾かすと､男の話を聞くために廊下へ出た｡

実『それで､泥棒じゃないそうですが…お名前を伺っても？』

もっとも､この男の言うことが本当だとは限らないが｡

ﾎﾙ｢俺の名はホルホース｡それより迷惑なんだよぉ！こんなところに連れてきやがってよ､あんさん…分かっとる？｣

何を言っているのかいまいちよく分からない｡
ホルホース…？

実『いやいやいや有り得ませんって！だってホルホースは架空の人物ですよ？キャラクターが現実にいるわけないじゃないですか！ふざけてるんですか？』

ﾎﾙ｢はぁん？あんさん､このホルホースが存在しねぇって言いたいのか？第一､キャラクターってなんだよ！俺は何かのマンガのキャラクターとでも言いてぇのか？それこそふざけた話だぜ｣

実『マンガだけでなく､アニメ化もしてますが……？』

ﾎﾙ｢……｣

互いに沈黙する｡しばらくしてホルホースと名乗る男は､馬鹿馬鹿しい！と口を開いた｡

ﾎﾙ｢目の前にいる他人をアニメのキャラクターだとぬかす女は放っておくに限るぜ！まったく…じゃあな､邪魔したぜ｣

そう言って男は玄関に向かい､ドアノブに手をかけた｡その時｡

バチィィッ！！

鋭く大きい電撃音がロビーに響いた｡

ﾎﾙ｢なんだッッ！！？｣

実『どうしたんですか？すごい音がしましたけど…』

私は慌てて階段を降り､玄関に向かう｡
玄関の扉は開いている｡

実『なんなんですか？出ていくならさっさと出ていってくださいよ｡くだらない茶番なんかに付き合ってられないんですけど』

｢おうおう､この状況下でしらばっくれるとはなぁ…！てめぇ､スタンド使いか…｣

再び何を言っているのかいまいちよく分からない｡