(JJ)トリップしてきたのはガンマン気取りのおっさん！？ (ページ3)

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1話ページ3

今日はとても忙しかった｡
まず高校で文化祭の出し物でお化け屋敷をやった｡すごく怖かったらしく､私はとても嬉かった｡
そして家に帰ると､母は新しい仕事先に出掛けた｡

そして今､私は1人である｡
このだだっ広い屋敷で｡

実『そうだ…夕飯食べる前に風呂入ろ』

今日は暑かったせいか､なんだか体がジメジメして気持ちが悪い｡
私は二階にある風呂場へ急いだ｡

実『シャワー♪シャワー♪シャワーなのだ〜♪』

なんの捻りもない､そのまんまな歌を口ずさみながら､服を脱いでシャワーを浴びる｡

このシャワーは､海外式なのかカーテンが付いている｡私以外にこの部屋には誰もいないし､ほとんど隠す意味なんてないけどとりあえずいつもカーテンは閉めている｡
この広い風呂場は､いつも誰かに見られているような不安感があったから｡

実『…えっ』

カーテン越しに､黒い人影と確かな気配を感じた｡
いやいやいやそんなはず───

?｢おい､そこのシャワーを浴びているお前！この屋敷の主か？｣

あろう事か､そいつは勢いよくカーテンを開けてきた｡

実『うわあああ変態ぃッッ！！！』

?｢！！？｣

私はそいつの顔面を思いっきり殴った｡