笑華 (ページ46)

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ハロウィンやなんてそんなページ46

You side

ハロウィンです。

劇場SNS用に、とカボチャの帽子を被せられてます。

「これ需要あんの」

晴人「俺こそ需要ないやろ」

「ええやん、意外と似合ってますよ」

晴人「似合うとかないやろこれ」

スタッフ「Aさんはこの後女性芸人集めた動画撮るんでちょっといいですか？」

「はーい」

別室で軽く傷のようなハロウィンメイクをしてインスタ用の動画を撮るらしい。

兎「なにそれ痛い」

「うささんは別に痛くないでしょ」

廊下ですれ違った兎さんが何故か痛そうに顔を押さえて顔をしかめていたし、

訳も分からず必死でダンスを覚える

「やだ分からない泣きそう」

もう30超えてるのに翔の女の子に紛れ込んでしまった。
なんで紅しょうがおらへんねん…

一緒に撮ることになってたエルフに助けてもらいながらなんとか動画を撮って、

辻「はいストップ写真撮るわ」

「いらないでしょ」

これまたメイクを落とすために楽屋へ移動してたら
何を聞き付けてか辻さんにパパラッチの勢いで写真を撮られ

「なんか今日は騒がしいなあ」

堂前「お菓子あげるからイタズラしてええ？」

「それはヤバすぎ。警察呼ばな。」

「さすけこんな先輩なったらあかんで」

さすけ「透さん言い方悪いわあ笑」

「グルなんかい」

堂前「ハロウィンのイベントで着て欲しいコスプレ見つけた」

「嫌です。」

辻「おい何言うてんねん笑」

「こっちのセリフなんですよ、それ」

堂前「えぇ、先輩がこんなにお願いしてるで」

「えぐいな、この時代にそれ言うんダメですよ。
せめて舞台は勘弁してください」

辻「おんオッケー。じゃあ待っとるわ」

「なんでもありなんかい」

透さんはスーパーに売ってるようなハロウィンパックのお菓子を2袋くれて辻さんからは明らかにドンキの袋

大方、きんちゃんと買い物に行った辻さんが
お得意のノリで購入して透さんを誘い込んだんだろう。
お金の使い方間違えてるわ。

「お菓子2袋やなんて安い女やでほんまに…」

袋の中にはポリスと制服とサンタ

「あのおじさんたち…」

まあ芸人だし、関係性もあるからセクハラなんて感情はさすがに抱かないが一番スカートの長いポリスにしておいた。

制服もサンタも間違っても30の女が袖を通していい丈じゃない。多分辻さんもこれはネタのつもりで買ってるし。

結局これもエピソードとして何かしらの役には立ってしまうのがまた憎めないところでもある。