番外編1 ページ44
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〜入学編〜
「
本当に雄英にして、受かっちゃったね。
入学おめでとう！」
「たりめーだろ、圏内だっつったじゃん。これで心置きなくねーちゃんの虫が排除出来るってもんだな。」
虫って.......、と呆れ顔を作るねーちゃんの後ろから、背の高い人影がぬっと現れた。
「おいA、何油売っとんだ。」
「は？Aだぁ？」
「あ、爆豪くん。弟の奏だよ。さっき入学式終わったの。」
ねーちゃんがそのツンツン頭を視認すると嬉しそうに顔を綻ばせて説明している。
コイツだな本格的な虫.....。
「どーーーもォ、うちの姉が、お世話になってるようで........！」
「ア？んだそりゃ面と台詞が合ってねぇわ。」
思い切りガンくれてやったら向こうも目を吊り上げ、赤い目がギラ、と光った。
んだコイツの迫力カタギじゃねぇだろ....。んな物騒な奴、余計にねーちゃんに寄せ付けるわけにいかねー。
「つかなんでねーちゃん呼び捨てだよ。」
「テメェは上級生に敬語も使えねーのか。俺の女なんだからどう呼ぼうが勝手だろォが。」
「奏くん言葉遣いちゃんとしようね....。敬語については爆豪くんも人の事言えないけど。初対面から私にタメ口だったじゃん....。」
「は？アンタ2年かよねーちゃんより年下じゃねーか。とりあえず別れろ。」
「関係ねー上に何だァそりゃよォ....！弟だろうが俺は容赦しねー....！」
そうガン飛ばし合うのに、火花さえ見えそうな空気だった。それにしちゃねーちゃんが静かだな、と一瞬違和感を感じた時だった。
「まぁお2人さんはそちらでお好きにドーゾ。」
「とっ、ともちゃん....あの....、」
「んー？いいのいいのAは私とお昼食べよっ。」
「ハアァ！？何どさくさに紛れてA攫っとんだテメェ！」
「走摩先輩！いくら先輩でも許せないっす！」
その時、比較的距離があると言うのに、先輩の目がギラと光ったのがありありと分かった。
ゾク、としたものが背筋を走る。
「...........アンタら、上級生に対しての口の利き方ってモン教えてやろうか？
ま、Aはそう易々とは渡せないよね。」
最後に不敵に笑んでねーちゃんを連れて歩き出す先輩を、俺たちはただ見つめるしかなかった。
fin
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泉(プロフ) - くじさん» ひーん....！ありがとうございます...！待ってると言って下さって嬉しいです...！ (2019年5月15日 8時) (
レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
くじ(プロフ) - 泉さん» いつまででも待ってるので泉さんのペースで頑張ってください…！！ (2019年5月10日 19時) (レス) id: db6b08d5ff (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - くじさん» 推しカプと言っていただけて最高に嬉しいです^^*うちの子たちが推しと呼んでもらえるなんてなんだかすごい...！活動、一時終了と言って頂けてなんだかほっとしています。。苦笑。またしっかり入れるようになったら書きたいです。 (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - つるぎさん» たくさんの嬉しいお言葉ありがとうございます...！また帰れる場所を作っていただけてとても嬉しいです涙。こんなにも作品をあたたかく愛して頂けて、こちらこそ本当に素敵な読んで下さる方に出会えて感謝です* (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - kazuさん» あたたかいお言葉ありがとうございます....！こちらこそ、素敵な内容で最後に物語を広げて下さってありがとうございました* (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泉 | 作成日時：2019年2月20日 16時
