Finale. ページ43
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「生徒の前で、あんな....、穴があったら入りたい気分だよ.....。」
「結弦先生っつって言われとったな。日頃教室で英語教えて、部活じゃ袴に着物かよ。
ただでさえ綺麗なツラしとんのにまたんなギャップ....。
テメェこれ以上モテんな。」
「もっ、モテてなんかないよ....！生徒ばっかりなんだし....。着物だって3段以上の有段者はみんな着ているし....。」
「モテてねーんなら言わねぇっつうの。
まぁでもあれだ、今日はデートつっても手続き込みだけどな。」
「手続き................？」
「引っ越し業者の契約と、お前のマンションの解約。俺がこっち来たんだから一緒に住むだろうが。」
「ええ....！？いや、そんな.........こっち来る連絡だって.....無かったし..........急だよ.......。」
「.....はぁ？
約束、したろうが。俺は最速でヒーローになるっつってよ。そりゃ卒業すりゃこっち来んのなんか分かんだろ。
それに、これからは、離れる事なんか無ぇっても言った。お前と1秒だって無駄に離れてられるか。
.............寂しい思いしたのがよ、お前だけだと.....思うなや。」
「.............！爆豪くん.....。」
「.....あと、もう爆豪くんもやめろ。」
そう言って、ピラ、と紙が出される。
その半分が、手書きの文字で埋まった、紙。
「もうお前を、絶対ぇ1人で泣かせねぇ。
いつも俺が、お前の側に居る。この世で1番大切にする。
だから、
結婚を前提に、同棲しろ。
絶対ぇ、お前の人生、笑った顔増やしてやるからよ。
その笑顔、俺に1番多く向けろ。」
んでもう爆豪くんとは呼ばせねぇ、と、その端正な顔がニッ、と歯を見せて笑った。
きゅう.....！と心臓が縮む。顔がくしゃりと歪んで視界がゆらゆらと揺らぐ。
「はい............、よろ、しく、お願いします.......！」
両手で、その紙を持つゴツい手をそっと握った。
「ぐす、......やっぱり、君が、運命の人、だったね。
.............ねぇ、爆豪くんは.......運命を、...信じま
そう尋ねようとした台詞が途切れた。
唇に、あたたかい熱源の感触。
「......お前が俺の側に居るんなら何だっていい。
何だって利用してやらぁ。」
ハッ、と笑って再度近付く顔に、らしいけど...と口角が上がってしまうのを感じながらそっと目を閉じた。
fin.
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泉(プロフ) - くじさん» ひーん....！ありがとうございます...！待ってると言って下さって嬉しいです...！ (2019年5月15日 8時) (
レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
くじ(プロフ) - 泉さん» いつまででも待ってるので泉さんのペースで頑張ってください…！！ (2019年5月10日 19時) (レス) id: db6b08d5ff (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - くじさん» 推しカプと言っていただけて最高に嬉しいです^^*うちの子たちが推しと呼んでもらえるなんてなんだかすごい...！活動、一時終了と言って頂けてなんだかほっとしています。。苦笑。またしっかり入れるようになったら書きたいです。 (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - つるぎさん» たくさんの嬉しいお言葉ありがとうございます...！また帰れる場所を作っていただけてとても嬉しいです涙。こんなにも作品をあたたかく愛して頂けて、こちらこそ本当に素敵な読んで下さる方に出会えて感謝です* (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - kazuさん» あたたかいお言葉ありがとうございます....！こちらこそ、素敵な内容で最後に物語を広げて下さってありがとうございました* (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泉 | 作成日時：2019年2月20日 16時
