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昼の指示が出た。
部員とともに弓を片付けていた結弦が、部員に話しかけられるも、何か申し訳なさそうに断っている。
たた、と駆け寄って来たと思ったら、「爆豪くんお昼、食べよ！」と笑った。
「昼誘われとったんじゃねぇんか。良いんかよ。」
「うん、大丈夫、また友達とは今度食べるし。今日は爆豪くんにお願いして来てもらったんだもん、一緒に食べたい。」
気にしてくれてありがとう、と微笑むのにそーかよ、と顔を逸らした。
試合前に参拝した、人影もまばらな拝殿の境内で昼とする事にした。
なんか近辺で食えるかと思や、だだっ広い神社の他にはほとんど何もない場所だった。
念のためにと持参したパンで終いだな、と思っていると結弦が口を開いた。
「あの............、もし爆豪くんがお昼用意無かったらでいいんだけど........。
その.......。」
「んだ。」
いつもならまごつく他人だなんぞ一番鬱陶しいものであるはずなのに、何か気恥ずかしそうに口ごもっている結弦の様子は悪くなかった。
つーか若干そそる。
そんな邪な考えがよぎったところで、結弦がそうっと鞄から包みを出した。
「今日......来てもらったお礼、というか..........そんなに、得意ってわけじゃないんだけど........。
良かったら、お弁当.......作ったので.......、
食べませんか......。」
思いがけない言葉に思わず目を見開いた。
「作ったん、か...........。
つーか今日は...俺の詫びだろうが...。お前が礼用意してどうすんだ.....。」
「そ、か.....、やっぱり可笑しいよね.....。」
「....可笑しくねぇ。くれんだろ。さっさと寄越せやぁ...！」
そう言うと弁当をひったくった。ひったくって弁当を広げ、静かに写真を撮る俺にクスクスと結弦が笑う。
早速箸をつける俺を微笑んだまま眺めていた。
「.....うめ。お前料理できんのな。」
「ほんと.....！？必要な時にする程度だけど、爆豪くんにそう言ってもらえると嬉しい....！」
結弦は頰を染めて笑い、自分も手元の弁当を開いた。
「....わっ、」
「あ？どした。」
「いや.....、自分の分は、なんか弟が、ねーちゃんの分は俺が作る！！！って言って作らせてくれなかったんだけど....。
なんでこんな.....っぶふ、ハートのカツ丼なんだろ............！っくく、おっかし.......！」
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泉(プロフ) - くじさん» ひーん....！ありがとうございます...！待ってると言って下さって嬉しいです...！ (2019年5月15日 8時) (
レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
くじ(プロフ) - 泉さん» いつまででも待ってるので泉さんのペースで頑張ってください…！！ (2019年5月10日 19時) (レス) id: db6b08d5ff (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - くじさん» 推しカプと言っていただけて最高に嬉しいです^^*うちの子たちが推しと呼んでもらえるなんてなんだかすごい...！活動、一時終了と言って頂けてなんだかほっとしています。。苦笑。またしっかり入れるようになったら書きたいです。 (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - つるぎさん» たくさんの嬉しいお言葉ありがとうございます...！また帰れる場所を作っていただけてとても嬉しいです涙。こんなにも作品をあたたかく愛して頂けて、こちらこそ本当に素敵な読んで下さる方に出会えて感謝です* (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
泉(プロフ) - kazuさん» あたたかいお言葉ありがとうございます....！こちらこそ、素敵な内容で最後に物語を広げて下さってありがとうございました* (2019年5月10日 14時) (レス) id: 54e9f26b3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泉 | 作成日時：2019年2月20日 16時
