別に私はストーカーじゃない。【神威】

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Aside




ストーカー事件も無……無事解決したけど


一難去ってまた一難とは、このことだと思う





「え、また地球ですか？」

「吉原の様子をそろそろ見にいかないとだからね」

「そ、そうですか…」





吉原って、花魁さんが居るような所だよね





＿＿＿＿＿なんか、複雑だ






「楽しみだね！」

「はい」

「……顔が楽しそうじゃない」

「えぇ！？楽しみすぎて無の境地だったんですよ！！だって地球ですよ！し……真選組の二人とも会えるかなー、なんて」

「………そ」




真選組という言葉を聞いた瞬間顔を歪ませ、そっぽを向いた団長


何が不満だったのかわからない





「じゃ…じゃあ私、仕事に戻りますね」

「うん頑張れ」

「いや他人事じゃないですよ、団長も頑張ってくださいよ！」

「気が向いたらね」

「そんなの宇宙が終わっても来ませんよね」



わかってるじゃん、と上から目線で言われたなんか腹立つ。

でもそんな顔も好きだ。





……さっきの不機嫌はどこへ行ったのやら

いつもの調子に戻った




「(なんで怒ってたんだろう…)」



神威side



……吉原って聞いて、あんまり動揺しないA


いや、別に良いんだけどさ





でももうちょっとなんか、嫉妬してみてほしいというか。




付き合ってもないのに何考えてんだろう

ていうか好きじゃないし！！




でも、俺の吉原に対抗するように出てきた真選組とかいうやつら


この前Aを地球に連れて行った時に出会わせてしまった





‥………ムカつく




思わず俺まで不機嫌になった





Aが俺の顔色をうかがってきたのでいつものポーカーフェイスに戻した


仕事があると言って自室へ帰った彼女






「……俺だけ見てたら良いのに。」




なんて、俺らしくない独占的な事を閉じてしまったドアに向かってつぶやいたのだった

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