【進撃の巨人】憲兵団女兵士長の傷2 (ページ9)

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恋心～34～ページ9

リヴァイside

あのクソメガネ....

視察中に寝やがって......。

俺は今なんで調査兵団本部に帰らず訓練兵宿舎にいるのかと言うと、

あのクソメガネが視察中に寝やがったから、もう今日はここで泊まる事になったのだ。

それにしてもここ、きたねぇな←

しょうがない、外の空気でも吸いに行くか。

おそらくベランダにつながるであろうドアを見つけた。

するとそのドアの向こうから泣き声が聞こえた。

誰だ？

俺はそのドアをゆっくり開けた＿＿＿＿

するとそこにはAが座って泣いていた。

リヴァイ兵士長と呼ぶ声は少しかすれていた。

でも、なぜかAの声を聞いて少し嬉しい気持ちになる自分もいた。

くそ、なに考えてんだ俺は。

A『私、…私は……選択を間違えてたんですかね？』

ハンジから話を聞いているが＿＿＿お前は悪くないと思う。

憲兵団が本当により良いものになるようにお前は努力した。

それを悪く言う権利は誰にもない。

Aは……仲間が死んでしまったことを自分の責任にしている。

お前は本当に優しいヤツだな。

Aは泣きつかれたのか俺に顔を埋めて寝た。

寝たのがわかっても頭を撫で続けた。

そして寝てしまった本人に耳元でこう言った。

「俺は、誰よりもお前を守りたい.......」と。