【進撃の巨人】憲兵団女兵士長の傷2 (ページ7)

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安心～32～ページ7

A『リ...ヴァイ兵士.....長？』

驚いたことにドアを開けたのはリヴァイ兵士長だった。

リヴァイ兵士長も驚いた様子で目を見開いてる。

リヴァイ「泣いて...いるのか？」

どうやら私が泣いていたので驚いたらしい。

A『泣いて....ません...ﾋｯｸ』

リヴァイ兵士長に背を向ける。するとリヴァイ兵士長が私のところまで来てしゃがんだ。

リヴァイ「泣いてるじゃねぇか....何かあったのか...？」

リヴァイ兵士長が私の顔をヒョコっと覗く。

だめだ、もう泣いてるのばれちゃった。

リヴァイ「.....あの手紙のことか？」

A『...え？なんで...知ってるんですか？」

リヴァイ「ハンジから聞いた。お前の過去も。その手紙のことも。」

A『....そうなんですか。』

A『リヴァイ兵士長』

リヴァイ「なんだ？」

A『私、....私は....選択を間違えてたんですかね？』

長い沈黙が続く。私はもう一度口を開いた。

A『....もう、セーラは帰って来ないんですよ。......セーラは...セーラもきっと私が死ねばよかったのにって、思ってるはずです.....』

思い出せば出すほど涙が止まらなくなってくる。

ごめんね、ごめんね。

私なんかが生き残って....ごめんなさい。

また、私の頬を涙がつたった。

すると突然、リヴァイ兵士長が私を抱き締めた。

リヴァイ「....お前の選択は間違っていない。」

耳元でそう言わた。

リヴァイ「結果は誰にもわからない.....。お前の選択は間違っていない。」

なんで、私は抱き締められて平気なのかな。

リヴァイ「例え誰かに悪く言われても...お前の行いはきっと誰かが見ていた。

誰かが感謝していた。

誰かが尊敬してた。」

清掃運動は回りの兵士や上からすごい悪く言われてた。

けど、町の人たちは"いつもありがとう"と声をかけてくれた。

セーラが手紙に"ありがとう"って書いてくれてた。

カレンが"一生ついていく"と言ってくれた。

リヴァイ「お前は仲間から信頼されてる。その親友はAが死ねばよかったのになんて

思ってなかったはずだ。

お前もそうだろ？」

なんで、私はリヴァイ兵士長といるとこんなにも安心するのかな。

セーラは....私とこれからも親友でいたいと手紙に書いてくれてた。

そして私も.....ずっとずっと親友でいたかった。