【進撃の巨人】憲兵団女兵士長の傷2 (ページ4)

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手紙～29～ページ4

訓練兵宿舎に着くと、ハンジさんが自分の部屋待っていた。

A『すいませんハンジさん。待たせてしまって。』

ハンジ「いやーいいんだよ。Aが来るまで視察してたしねー。あ。そう言えばリヴァイ
見なかった？」

A『え、リヴァイ兵士長ですか？見てないですよ。」

あー、リヴァイ兵士長来てるのか....

リヴァイ兵士長って初めて会ったときは苦手だなと思ったんだけど、

サシャのことがあって以来、優しそうな人だと思っている。

まぁ、実際のところまだ本当にそうだと思えるような事が無いのだが。

ハンジ「あ、それで話って言うのはね、.....」

そう言うとハンジさんは手に持っていた青い分厚い本を取り出した。

あれ.....これは確か私の本...

ここに来る前に収納する場所がなくてハンジさんに預けてもらったものだ。

ハンジ「この本を棚に直そうとしたらさー、これが落ちてきたんだよ。...手紙...だと思うんだけど。」

ハンジさんからその手紙を受けとると、その便せんはどこかで見覚えがあるものだった。

手紙の裏を見ると「Aへ」と書かれており、私はその下に書かれている名前を見て、

ハッとした。

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セーラ・ハリスキーより

A『....ハンジさん、これ本当にこの本の間に挟んであったんですか？』

ハンジ「うん...そうだけど？」

いつ...セーラは...

あぁ、そうか。作戦が決行される少し前に貸したんだった。

見るのは少し嬉しい気もしたが、やっぱり少し罪悪感もあった。

でも、見ないというわけにもいかない。

夕食、入浴を済ませたあと、部屋をこっそり抜け出して手紙を見ることにした。