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〜50〜 ページ25
壁を登り、男の子を親切な家族に託した。その家族がこれからこの子の家族を探してくれるだろう
別れ際に助けた男の子に呼び止められた。
男の子「ねぇ！お姉さん！」
A『なぁに？』
男の子「助けてくれてありがとう。僕、大きくなったらお姉さんみたいな兵士になるね！」
A『………うん、きっと君は立派な兵士になれるよ。』
あの男の子はレン・リルガーというらしい。
男の子と別れたあと少しだけ複雑な気持ちになった。
レンはいつか兵士になる。
兵士になったら、確実に仕事で死んでしまう。
それも残酷すぎる死にかた。
トロスト区内にまた戻ると、事態はもっと悪化していた。
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作者名：星空燈佳 | 作成日時：2016年3月12日 22時
