【ツイステ】オクタヴィネル寮のシャチ先輩 part2【男主】

Episode.39_3 ページ27

「どいつもこいつも弱ッ。絞めがいがねーなぁ〜」




つまらなさそうなフロイド。
ジェイドも俺の方に戻ってきて、歯が立たず悔しそうなイソギンチャクを面白そうに眺めている。

アズールが”金の契約書”についての説明をしたあと、
彼らに指示を出す。
新人教育を任された双子は、どういたぶってやろうかと考えてでもいるのか嬉しそうだ。




『………………恨むなら自分を恨むんだな。何も不正なことはしていないぞ、こっちは。』





むしろお前らのほうが契約を違反した上に攻撃してきたんだ、そうだろう？
まだ悔しそうにしているイソギンチャクたちにそう声をかける。

監督生たちは、アズールに追い返されている。




諦めて掃除を始めた彼らを、三人は満足そうに見ている。





『今年は豊作だな。』




なんてふざけていった俺に、三人は笑みを返してきた。


……それにしても、想定していた面倒ごとがそのままやってきたな。
三馬鹿共、本当に見たまんま馬鹿だったらしい。
どうせまた、監督生も関わってくるんだろう。

そうしたら、実害がでる。…最悪の場合は、アズールがオーバーブロットしてしまうかもしれない。



それだけは避けたいが……未来はわからないからな。
どうにかできればいいんだが。





『……………………。』





まぁもし仮に、そうなったとしても。
絶対に俺が、止めてみせるけどな。

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