第21話 ページ26
翌日。
僕は生徒会室に呼び出されていた。
あの、依頼の内容を聞かされているのだ。
とはいっても、他のユニットのプロデュースや雑用等だけど。
『なのに、わざわざあんなこと言うなんてね・・・これさ、』
会長さん、謀ったでしょ。
苦笑しながら語り掛けると、何のことかな?と笑顔で返された。この人も相変わらずだ。
依頼の内容は、大したことない。本当に大したことない。
そして、そうじゃないと、と話されたこと(「________」)もまぁそこまで影響はないだろう。
『knights』としては。
僕にすれば、結構な影響あるけど精神面的なものだし。
『目的は、『knights』の前で僕に依頼を受けさせること・・・』
性格、悪いねぇ。
要するに、会長は『knights』に僕のことをまだ狙ってる、諦めてない、と態度で示したのだ。
僕がサポートメンバーをしている『knights』・・・そこから、『fine』に移籍。
否、正式なメンバーではないから”移籍”ではないけど。
簡単に言って僕を奪うぞ、とけん制のようなことをしたのだ。
天祥院「にしても、Aくん。君、思ったよりも・・・」
『ああ、そうなんだよねぇ。自分でもびっくり』
軽く笑って、頷く。
あっさりと肯定した僕に、会長は少し驚いたような顔をして、もっとからかいたかったのに、残念。と言った。
『あは、そんなこととっくに自覚済みだったし』
揶揄われても、問題ないよ?期待してるような反応は、できないだろうけどね。
やっぱり、欲しいなぁ。そう呟いた彼に、僕は良い笑顔で無理。といった。
僕は『knights』以外のサポートメンバーになるつもりはないからね。
それも、残念。といった会長は、もう帰っていいよ。と手を振った。
僕はすぐに、生徒会室をでた。
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音琥(プロフ) - 。#vll さん» ありがとうございます!更新頑張りますね!! (2019年11月29日 6時) (レス) id: f69eff60c0 (このIDを非表示/違反報告)
。#vll - 音琥さん» お兄ちゃんシリーズ大好きです!いつも楽しく読ませて頂いてます! (2019年11月29日 1時) (レス) id: 01ebef5845 (このIDを非表示/違反報告)
音琥(プロフ) - たまこさん» それは良かったです笑笑 更新がんばりますねー! (2019年11月26日 6時) (レス) id: f69eff60c0 (このIDを非表示/違反報告)
たまこ - 嵐ちゃんと嵐ちゃんのお兄さんが一緒に仲良く帰ってるとこ想像したらめっちゃニヤけたッス。更新頑張れ!!(`・∀・´) (2019年11月25日 21時) (レス) id: 9d757602b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音琥@逆先夏目 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/jjijwihief/
作成日時:2019年11月18日 7時