Happy Halloween！ 〜吸血鬼の晩餐〜 ページ8
今日はハロウィン。
心なしか零も楽しそうにしている。可愛いね。
僕は零を揶揄いたい一心でお菓子は用意していない。
性格が悪いって？？はっそんなの知らないね、僕は可愛い零が見たいんだ。もとからいつも可愛いけど。
『零。れーい、もう七時だよ、起きて』
零「ん〜・・・我輩、まだこの時間は眠いんじゃけども・・・」
『確かに夕方ではあるけど、もう外は暗いじゃないか。僕は元気なんだから大丈夫だよ』
久しぶりに二人で家に帰ってきた。
凛月は、さっきから僕に抱き着いて離れないから抱っこしている。
まぁ、あんまり凛月に構えなかったししょうがないか。
凛月だって、零と意味が違うとはいえ愛しい弟だ。
凛月「兄者なんてほっといて、俺だけに構ってよ・・・ね、お兄ちゃん♪」
零「それは我輩が二重の意味で困るんじゃが」
『二重の意味・・・？ああ、零からすれば凛月と僕二人に放置されることになるのか』
凛月の言葉で体を起こした零。
僕は凛月の頭を撫で、抱きしめながら喋る。嬉しそうに顔を綻ばせる凛月は天使。
零も零で可愛いし天使。。。
『零・・・早く起きないと、僕は凛月とイチャイチャしちゃうからね・・・♪』
零「起きたぞ。我輩にも構っておくれ」
『可愛いなぁ・・・ほんとに』
凛月が拗ねたようにさらに僕に抱き着いてくる。
僕は凛月を床に降ろし、ごめんね凛月・・・あとで沢山抱きしめてあげるから。と声をかけた。
凛月は馬鹿兄者のために時間使うなんて・・・お兄ちゃんも物好きだよね。と零にとどめの一撃をいれてから部屋を出て行った。
零は俯いている。
『零、元気だして・・・ほら、Trick or Treat??』
零「悪戯をしてほしい気もするんじゃけども・・・今回はおとなしくお菓子を渡しておくぞい」
『へえ・・・”悪戯して欲しい”んだ？』
零は口が滑った、とでも言いたげな表情になる。
いつもの余裕な零はどこに消えたんだか。
微笑んでお菓子を受け取った。零も僕に、Trick or Treatと言ってくる。
『あは・・・僕、お菓子持ってないんだよね。・・・だからさ、零』
零「⁉」
言葉を切り、零に近づいて僕は自分で少し服をはだけさせる。
『＿＿＿喰って⁇』
零「‼」
顔を赤くした零に、僕はくすっと微笑んだ。
[2019/10/31]
終わり
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音琥(プロフ) - rirumarochamaさん» 判りました。 ......正直いつになるか判りませんがそれでもよろしければ（） すみません（） (2020年3月9日 6時) (
レス) id: f69eff60c0 (このIDを非表示/違反報告)
rirumarochama(プロフ) - あ、出来たらで大丈夫ですので！(^-^) (2020年3月9日 0時) (レス) id: b7de5bdae9 (このIDを非表示/違反報告)
rirumarochama(プロフ) - リクお願いします(_ _)獣耳(兄)で零が攻める(兄受け零攻め)お願いします！その他の設定(どうしてそうなったのか)などは作者さんに任せます！ (2020年3月9日 0時) (レス) id: b7de5bdae9 (このIDを非表示/違反報告)
音琥(プロフ) - 卵掛けご飯さん» こちらこそ感想＆リクありがとう！！リクはもっとしｔ(( (2019年10月20日 16時) (レス) id: 678f16f62e (このIDを非表示/違反報告)
卵掛けご飯 - 零くん可愛い過ぎなんだけどぉぉお好きぃぃい……ありがとう！！ (2019年10月20日 16時) (レス) id: 9d757602b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音琥＠逆先夏目
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/jjijwihief/
作成日時：2019年10月7日 10時
