【ツイステ】モブがモブと名乗っているのに何故か有名になる話

episode.03 ページ5

そして、翌日。





気が付いたら朝が来ていた。
つまりはオールである。
初日からオールするつもりはなかったんだが、山田があと一戦！もう一戦！！と言い付き合っているうちに朝になってしまっていた。

結局全勝した。




「ちっくしょー………お前なんでそんな強いんだよ！！！」




教室に向かいながら、山田と話す。
悔しそうにそういった彼に、俺は『ハッ。俺は強くなんてない。お前が弱いだけなのさ……!!』と返す。
テンションなんて深夜のままだ。

オールしてんだからこれぐらい目を瞑って欲しい。



ちなみに、山田。こいつ本当にゲームが下手だった。
クソおぉぉぉぉぉ!!!とその場に膝をつきうなだれる様子を見て笑っていると、





「っふ、………www……なぁお前ら、」




後ろから笑い混じりに声をかけられた。
二人で同時に振り返り、どうした鈴木。と声をあわせると鈴木は爆笑してしまった。

顔を見合わせる。





「…なんでお前らもうそんなに息ぴったりなんだよ……www」




暫く笑ったあと、余韻を残しながら鈴木はそういった。
つーか俺鈴木じゃねぇよ。と言われる。

山田と俺は、やはり声を揃えて「うるせえ。お前は俺の中では鈴木なんだよ」という。
鈴木は笑い死にした。



……彼とも波長が合い、三人で教室に向かった。
同じクラスらしい。

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