【ツイステ】モブがモブと名乗っているのに何故か有名になる話

episode.17 ページ31

その後、結局彼らは無事魔法石を手に入れたようで退学にはならなかったみたいだ。






あと、ユウくんが入学認められて監督生になったらしい。
知り合いのモブから聞いた。

噂は回るのが早いからな、あっという間に有名になったけど。
まぁ魔法が使えない生徒なんて珍し過ぎるからな。
しょうがない気もするが。



今は、昼休みだ。
俺達八人はいつも通り集まって、大食堂で昼食をとっていた。





『つーかお前ら、なんで今日そんなキノコ尽くしなんだよ。便乗してキノコ料理頼んじゃっただろうが!!』





「はっ、甘いな!!!俺なんかなァ、山田に誑かされて買ってんだよ!!」





「それを云うなら鈴木!!!俺は山田花子ちゃんに勧められてお前にも勧めたんだ!!」





思わずツッコむと、鈴木が便乗する。
山田の返答に、「誰だよ山田花子ちゃん!!!!」と鈴木が激しめに小突いた。

ポムフィオーレの…知られざる美人さんだ!!勿論男だけどな(血涙)!!!と山田。


五人はいつものことながら爆笑している。

そんな時だった、俺達の話が聞こえてきたのは。
紹介のような、そんな話だと思うが…。





「彼らは、この学園の超有名人なんだ。基本的に、親しみやすい性格をしていると聞いたが…俺達は、関わったことがなくてな」




と。
反射的に八人で流し目にそちらを見ると、そこには問題児集団とリスト入りの敵(二人)。
Oh……と鈴木が呟いたのが聞こえた。

気持ちはとてもよく判る。



そこからは爆速でご飯を食べ終わり、急いで食堂から出た。
あいつら、絶対に関わったら面倒くさいことになる。

唯一、ハーツラビュル寮のモブ山だけが「マジで人生ツ〇ツムで草…」とうなだれていた。





＿＿＿翌日＿＿＿＿

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