84話 ページ35
『ええ、そうさせてもらうわ。』
口笛を吹いたスリザリン生にウインクをして怪しまれないように小声で本題に入った。
『何がどうなってグリフィンドールから150点も引かれてるの？？』
ハリーは口を開かない。ロンがため息をついて代わりに答えた。
｢ノーバートをチャーリーに預けるとこまでは良かったんだけどな…。この2人、喜びのあまり展望台に透明マントを置いてきて、先生に見つかったんだ。それで1人50点ずつ引かれたってわけさ。｣
ハーマイオニーは持っていたスプーンをガシャンと皿に落とした。
『1人50点ってことは、ネビルもいたの？』
｢ああ、マルフォイがハリーたちの邪魔をしようとしてるのを聞きつけて、教えようとしてくれたらしいんだけど…｣
ロンが目線を彷徨わせた。ネビルのポンコツ具合は一年生の全員が知っている。今回もその例に盛れなかったのだろう。
『それじゃあ、私は行くわ。パンジーが待ってるから。ハリーもハーマイオニーもあまり落ち込みすぎちゃダメよ？あなたたちのした事の重要さを私達は知ってるから。』
二人とも黙ったままコクンと頷いた。
それからまた一週間が過ぎた。この頃は試験の勉強でずっと図書館に入り浸っていることが多かった。
試験が1週間後に迫ってきたある夜、パンジーと夜遅くまでクイズを出し合っていると、男子寮の方から見慣れた顔がコソコソと出てくるのが見えた。
『ドラコ？もう寝たのかと思ってたわ。どうしたの？』
Aが聞くと、パンジーが慌ててAの口を抑えた。そうしているうちに、ドラコは横目でちらりとこちらを見た後にスタスタと談話室から出ていった。
『＿＿＿ちょっと！なにするの！？』
｢A、知らないの？ドラコは今日罰則を受けに行くのよ。｣
『罰則？？なにかしたの？』
パンジーはやれやれとため息をついた。
｢あの日減点されたのはグリフィンドールだけじゃないのよ。スリザリンから50点引かれてたの知らないの？｣
『全く知らなかったわ……。』
パンジーはもう一度大きくため息をついた。
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みゆ - 頑張ってください！続き気になります！！！ (2020年6月11日 11時) (
レス) id: 31b71960cb (このIDを非表示/違反報告)
パン太郎(プロフ) - きょうさん» コメントありがとうございます(*^o^*)最高だなんてもったいないお言葉ありがとうございます！！すごく励みになります！期待に添えられるよう精一杯頑張りますね！ (2020年5月28日 9時) (レス) id: 9960d7b482 (このIDを非表示/違反報告)
パン太郎(プロフ) - ぱあたんさん» コメントありがとうございます(*^^*)嬉しいです！すごく励みになります！ (2020年5月28日 9時) (レス) id: 9960d7b482 (このIDを非表示/違反報告)
きょう - 最高です！更新楽しみにしています！！ (2020年5月28日 9時) (レス) id: a71b17eda1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱあたん(プロフ) - とても面白かったです。これからも応援していますね！ (2020年5月27日 19時) (レス) id: 5f3f43ce15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パン太郎 | 作成日時：2020年5月21日 15時
