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尻のポケットの中で半分ほど飛び出したiPhoneを取り出して時間を確認した。雨はだんだんと強まると言うのに、もうすぐ全体リハーサルが始まるみたいだ。時間を教えに来てくれた、すぐそこに立っている弟の顔を何となく見つめ返せずに緩慢にゆったりと立ち上がる。
｢睨んで来るの、やめろよ。悠太、ビビってたよ。｣
｢だって、Aが楽しそうにしてるの…面白くなかったから。｣
｢それは昼間の話？俺が誰かと話すのも、面白くないのかよ。｣
｢そうだよ、今はね。｣
一応否定しておくが、痴話喧嘩ではない。
テミニがここまで腹を立てているのは、僕がテミニに、隠し事をしていたからだ。
｢テミン｣は今、日本でのセカンドシングルの発売と、日本での初ソロコンサートを終えたばかりで身辺が忙しく、また、集中しなければいけない時期にあった。この先も日本でのドラマ出演、韓国でのアルバム発表を控え、本当に寝る間を惜しむように鮮烈に｢今｣を残そうとしている。
そんな姿を見ていると言えなかった。
グループのリーダー、オニュヒョンとのボーカルユニットを発表することを…―――。
｢どうして、教えてくれなかったの…｣
｢どうして、Aとヒョンが？｣
｢どうして、俺とじゃないの？｣
予想もしなかった。
テミニのこんな反応を。
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うさみみ(プロフ) - えみ様はじめまして♪続きはまだですか？もっと読みたいです (2018年9月2日 1時) (
レス) id: 1190039706 (このIDを非表示/違反報告)
えみ(プロフ) - セティ様 はじめまして。このような文章に感想を頂き、本当に嬉しく、そして励みになります。なかなか更新出来ませんが、完結を目指して投稿致します。お付き合い頂けましたら幸いです。 (2018年3月13日 16時) (レス) id: 9d750210cd (このIDを非表示/違反報告)
セティ(プロフ) - えみ様、はじめまして。SHINeeの男主人公の物語楽しみにしております。今後、どうなるのかワクワクしております。 (2018年3月2日 0時) (レス) id: 679e7bc534 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えみ | 作成日時：2018年2月19日 17時
