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さんじゅうわ。 ページ34

凛月side

目の前には、女みたいな男と長身の男。
長身の男は、Aに優しい目を向けて、頭を撫でている。撫でられたAはすごく嬉しそう。

苛立った気持ちがあるけど、これは今嫉妬と呼んではいけない。あの男に今嫉妬という気持ちを向けては行けない。今の俺は相応しくないから。

無様だな。自分でそう嘲笑う。
そんな風に考えていると、長身の男はAを撫でる手を止め、俺たちの方へ目を向けた。
先程のAに向けた優しい目じゃなくて、怖い目をしていた。

る「どうしてAに向けて、物を投げてたの?
どうしてAに暴言を吐くの?
どうして君らはそんな目をこの子に向けてたの?」

静かにゆっくりと俺たちにそう尋ねた。
言い方が怖いわけじゃない。でも何故か足が震える。
【怖い】そんな感情が脳内を駆け巡る。

大「……こいつはここにいらねぇからだ」

口を開いたのはコーギーだった。
【いらない】長身の男はその言葉に表情を歪ませた。
しかし、女みたいな男はそれに対して疑問を抱いたようで俺たちに問いかける。

ま「あれ?さっき聞いたけど、ここってもう1人女の子いるんでしょ?」

大「あぁ」

ま「その子にもこんなことしてるの?女の子嫌いなの?」

大「あんずは必要だ。プロデューサーはあんずだけで十分だ。そいつはいらねぇ」

ま「なんか、それ効率悪くない?こんな多くいるアイドル1人でやるの?その子可哀想じゃん。多ければ多いほど君らもそのあんずって子も助かるんじゃないの?」

"別の理由があるんでしょ"そう、男は遠回しに尋ねた。
そいつの言葉はごもっとも。多ければ多いほど、あんずは楽になるし、俺らにとってもいいはず。
でも、それを拒んでる。
『別の理由』があるから。

男の質問に気づいたコーギーは仕方ないと感じたのか、渋々『別の理由』(それ)を話した。



大「それは_____________」



【Part2へ続く】

おしらせーーー!→←にじゅうきゅうわ。



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十六夜 桜(プロフ) - アドニスがアドニヌになってますよー、とても面白いです (2020年2月4日 23時) (レス) id: 12d90357d6 (このIDを非表示/違反報告)
朝ごはん(プロフ) - ミイミさん» ありがとうございます!!その言葉すごく嬉しいです!泣きそうです!!更新遅くて大変申し訳ありません!これからも頑張りますのでよろしくお願いします! (2020年1月19日 23時) (レス) id: 23fd0a8c8b (このIDを非表示/違反報告)
ミイミ - luz君もあんスタも好きだし、面白いですし!続きが楽しみです!!頑張ってください! (2020年1月19日 20時) (レス) id: e9ee101e23 (このIDを非表示/違反報告)
朝ごはん(プロフ) - セイさん» ありがとうございます!!めっちゃめちゃ嬉しいです!頑張れます!頑張ります!!。゜(´∩ω∩`)゜。 (2019年12月28日 20時) (レス) id: 23fd0a8c8b (このIDを非表示/違反報告)
セイ - こんにちは!いつも楽しく読ませて頂いてます。luzさん大好きなので、luzさんオチの作品うれしいです!もちろんあんスタも好きです!これからも投稿頑張ってください! (2019年12月27日 21時) (レス) id: 82fa48879c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朝ごはん | 作成日時:2019年12月25日 3時

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