幽霊船の日常をのぞいていきませんか？

1話 ページ2

浦田side



今日は10月31日、ハロウィン当日



坂「うらさーん、まだ着かへんの？」


セ「坂田、さっきから同じことばっかり言うてますよ？」


坂「うらさーん、まだ着かへんのー？」




浦「うるせぇ！何回も同じこと聞くんじゃねーよ。あと30分くらいで着くから！」





この船の中で1番食欲旺盛な坂田はハロウィンを毎年楽しみにしている。



勿論、俺も他の2人も楽しみにしている。



毎年人間から血と魂を貰って腹を満たす。





怪物だからしょうがない。年に1度くらい馬鹿騒ぎしていいはずだ。





志「せんちょー？もう着いたんだけどぉ？」



浦「まじ？なんか早くね？」



セ「坂田が待ちきれなくて 魔法使ったみたいやね」




いつもはメンドくさいからいややー！なんて言ってるくせにこういう時だけ

惜しげも無く使ってくる。



なんなんだよ、じゃあ最初から船ごとテレポートでもさせろよ！！






坂「ねえ 早く行くでー！美味しい人間取られたらどうするん！？」



志「相変わらず毎年毎年 元気だな。

それと坂田！今年こそはショートカットの可愛い女の子だからな！」






…もう何でもいい。とりあえず坂田より静かな人間がいい……





浦「って坂田、乱暴に船動かしたか！？ 破損してるだろーが！！」




坂「ちょっとしかいじって無いはずやで、ってうらさん剣投げないで！

ちょ、たんまたんま、、ぎゃああぁぁ！！」





今日も平常運転……？

2話→←設定 ＋ 宣伝

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す