年下彼氏〜苦くて甘い珈琲物語 (ページ11)

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店員「…ふふっ、色々聞きたいことはあるんですが、まずはメニュー、何を注文されますか？
カフェラテにしますか？」

A「あ、え？な？あ、カフェラテでお願いします。」

店員「かしこまりました。」

メニューを手渡した時に、少しだけ指が触れた。

一瞬、ドキンと胸が高鳴った。

店員さんの後ろ姿をこっそり眺める。

歌声と同じで話す声も優しい。

聞きたいことでぐるぐるしてたのは私なのに、私に聞きたいことがあるの？

それは私にとって良いことなのか、悪いことなのか。

そして、カフェラテを注文しようとしてたのなんでわかったんだろう？

そのページを見てたのバレちゃったのかな？

改めて、再会できた奇跡を噛み締める。

こんなことってあるんだなぁ。

緊張と混乱で顔が火照ったので、最初にいただいたお冷を一気飲みした。