今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:127,436 hit
小|中|大
今後の予定を頭に入れながら本部を歩いていると見覚えのある頭が見えた。
……いや頭だけじゃないや、あれは…
「元凶柱さーん」
「安良岡、それは派手に誤解だぜ」
そう私の悪ノリに付き合ってくれるのは私の完治を名目に
宴を提案した第一人者である音柱、宇髄天元さん。
責任転嫁だって解ってるけど元凶であることに違いないからね!!
にしても、自分から話かけといてアレだけど彼と接するのは
骨が折れる。いや割りと冗談抜きで頸が折れそう…
.
.
.
「そういえば聞いたぞ。最近お熱らしいな」
「お熱?」
「心当たりがないとは言わせねえぜ」
無一郎君じゃなくても忘れるであろう中身のない雑談の最中、
そう投げかけられた。
その表情だけで人を弄るようなニヤケ顔を見て既視感を覚え、
彼が言いたいことを察する。
普段自分がやる分には楽しいけどいざやられると嫌だなこれ。
ちょっと自分の行いを改めようかと考える程に嫌だよこの状況。
「うーん……まぁ、成り行きですけど…」
「成り行きだ?」
「細かい説明は省きまーす!要するに宇髄さんのせいですよ」
こう言う時は変に焦らさずありのまま――――
とはいかないけどね!!内容が内容だから!!!
ぶっちゃけたら、それこそ良いネタを提供することになっちゃうわ。
だからこそ変な気を持たせず、すんなり避けた方が良い。
というか私ならそうするしそうされたら諦める他ないもの。
「……意味が分からん」
「でしょうね。じゃあ私はこの後、予定があるので〜」
「逃げたな、お前」
まぁ、「あっ逃げた」とも思うけど……
ていうか案の定言われてしまいましたけども…
でもあれだから、背に腹はかえられないからね。
「あっまさかその予定ってのも___」
「……。」
そう、背に腹は変えられない…
私は宇随さんの言葉を最後まで聞かず(寧ろ聞かない為に)走ったのだった。
第拾陸話 ページ17
今後の予定を頭に入れながら本部を歩いていると見覚えのある頭が見えた。
……いや頭だけじゃないや、あれは…
「元凶柱さーん」
「安良岡、それは派手に誤解だぜ」
そう私の悪ノリに付き合ってくれるのは私の完治を名目に
宴を提案した第一人者である音柱、宇髄天元さん。
責任転嫁だって解ってるけど元凶であることに違いないからね!!
にしても、自分から話かけといてアレだけど彼と接するのは
骨が折れる。いや割りと冗談抜きで頸が折れそう…
.
.
.
「そういえば聞いたぞ。最近お熱らしいな」
「お熱?」
「心当たりがないとは言わせねえぜ」
無一郎君じゃなくても忘れるであろう中身のない雑談の最中、
そう投げかけられた。
その表情だけで人を弄るようなニヤケ顔を見て既視感を覚え、
彼が言いたいことを察する。
普段自分がやる分には楽しいけどいざやられると嫌だなこれ。
ちょっと自分の行いを改めようかと考える程に嫌だよこの状況。
「うーん……まぁ、成り行きですけど…」
「成り行きだ?」
「細かい説明は省きまーす!要するに宇髄さんのせいですよ」
こう言う時は変に焦らさずありのまま――――
とはいかないけどね!!内容が内容だから!!!
ぶっちゃけたら、それこそ良いネタを提供することになっちゃうわ。
だからこそ変な気を持たせず、すんなり避けた方が良い。
というか私ならそうするしそうされたら諦める他ないもの。
「……意味が分からん」
「でしょうね。じゃあ私はこの後、予定があるので〜」
「逃げたな、お前」
まぁ、「あっ逃げた」とも思うけど……
ていうか案の定言われてしまいましたけども…
でもあれだから、背に腹はかえられないからね。
「あっまさかその予定ってのも___」
「……。」
そう、背に腹は変えられない…
私は宇随さんの言葉を最後まで聞かず(寧ろ聞かない為に)走ったのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
396人がお気に入り
396人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リンゴ味のブドウ - え、あ、もう、好きです (2020年10月31日 20時) (レス) id: 8dfd0cadf9 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - それな!! (2019年9月15日 23時) (レス) id: fa8cdcdbb1 (このIDを非表示/違反報告)
藍恋(プロフ) - 好きです。ていうか何があったか知りたくて眠れないです。 (2019年9月15日 20時) (レス) id: b8dca656ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:自宅警備員先生 | 作成日時:2019年9月9日 16時