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第拾弐話 ページ13




連日の乱心に加えて任務が続いた結果、私はとうとう吹っ切れた。
そして恋人ということを一旦忘れて普通に接することにした。

自分から言い出したことだけどね、酷いくらいの自業自得なんだけどねっっ



『あっAさん!おはようございます!!』

『はい、敬語使ったから団子一本奢り〜』

『なんで!!?』


そしたら意外と普通に話せて拍子抜け。

ついでに始まったのは意地でも敬語を外させたいが為の
敬語一回に付き団子一本奢りと言う地味に痛い罰。


『お、おはよう』

『おはよ、昨日なに食べた?』

『え??…確か、町に売ってた高めの弁当を食べまし…た……』

『お団子、もう一本追加ね』

『ふっ不意打ちは卑怯だよ!!!』

『そう、大人は卑怯なんだよ!!!』


途中から寧ろ言わせようとしてたとかそんなんじゃないからね?
うん、そこまで酷い女じゃないよ。私だって…

でも――――


「ん〜、美味しい〜…」

「良かったぁ。不味いって言われたらどうしようかと…」


ちょっとした冗談だったのに善逸君は本当に団子屋に連れて来てくれた。
現に私が美味しいと団子を口に運ぶ横でほっとしたように頬を緩ましてるもの。

しかも、ちゃんと彼の奢りらしい。
なんなら財布持ってるか確認されたからね?


『逢引の時は男が奢るんだよ!!!だから持ってきちゃ駄目!!』

『えっ、逢引なの?』

『あっ……は、ぃ…』

『よし、団子一本追加ね』

『ちょっとそれはズルくないかな!!?』


しかも逢引って……ちゃっかりしてるよ、本当に…




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リンゴ味のブドウ - え、あ、もう、好きです (2020年10月31日 20時) (レス) id: 8dfd0cadf9 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - それな!! (2019年9月15日 23時) (レス) id: fa8cdcdbb1 (このIDを非表示/違反報告)
藍恋(プロフ) - 好きです。ていうか何があったか知りたくて眠れないです。 (2019年9月15日 20時) (レス) id: b8dca656ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:自宅警備員先生 | 作成日時:2019年9月9日 16時

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