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第捌話 ページ9




被害者達への謝罪を完遂しても昨夜の記憶は戻らない。

こうなったらまた過ちを犯してやろうかと
頭の中に一本の酒瓶が浮かんだ頃。


「――――Aさぁぁぁあん!!!」

「へ?……ど、どうしたの?」


そして自宅に帰ろうと蝶屋敷を出ようとした頃。


「す、少しっお話が……あるん、ですが…!!
 ……そのこの後、お時間はありますかっ!!!」


物凄い勢いで善逸君に誘われました。
……はて?



*


*



*




――――いやいやいやっ、なにが……はて?なの!?
馬鹿でしょ私!!はいっ、馬鹿でした!!!
てか散々私を避けてたのに、えっ?話ってなに!!?


「「……。」」


そんな大荒れ模様の心と裏腹に辺りは静かな夜の空気に包まれており、
ついでに私達の間には沈黙というやや居心地の悪い空気も流れている。

うーん……ちょっと、冷静になろう…



「あの、Aさん…」


…あっ無理かも。

冷静になる隙もなく沈黙は善逸君に破られる。
しかもその声はさっきの勢いはどうしたといわんばかりの弱々しさ。


「ん、なにかな?」

「そのっ、俺……」


俯いて下を向いていた顔は突然と、
そしてズイッとこちらに向けられる。


「せ、責任は取りますからっ!!!!」

「……うん?」


……うん?



「絶っ対にAさんを幸せにしますからぁぁあ!!!!」

「????」



????




真剣な声色で告げられた言葉に私の口に出した声と
心の声は寸分違うこともなく満場一致の意見を出した。



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リンゴ味のブドウ - え、あ、もう、好きです (2020年10月31日 20時) (レス) id: 8dfd0cadf9 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - それな!! (2019年9月15日 23時) (レス) id: fa8cdcdbb1 (このIDを非表示/違反報告)
藍恋(プロフ) - 好きです。ていうか何があったか知りたくて眠れないです。 (2019年9月15日 20時) (レス) id: b8dca656ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:自宅警備員先生 | 作成日時:2019年9月9日 16時

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