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気づけばいつからか
その感情の意味がわからなくて。
渉に話したときには
もう遅かった
どんなに距離を置こうとしても
どれだけ違う誰かを考えても
瞼に浮かぶのは
ただひとり。
北山しか居ないんだから。
藤「ぷ(笑)」
北「お前っからかってんのか!!
人の台詞取るんじゃねーよ」
藤「からかうもなにも。
いつから一緒に居ると思ってんの?」
北「え?」
藤「ちょうどいいから、立ったついでに
こっちに来てよ」
北「………どこって?」
ーぽんぽん
藤「ここ。俺の隣」
北「ッ///む、むむむ無理無理無理」
藤「いーから。ほら、イブだし」
北「今クリスマスイブは関係ねーし!」
藤「そ?じゃあ俺がそっちに、」
北「ッ、!!わ、わかった、わかった!!」
藤「ふふ、言うと思った。
じゃあ来て」
北「///もーほんと、勘弁してくれ……」
藤「ねぇ確認なんだけど、
さっきからそんな顔して(笑)
意識してんの?北山くん」
北「ッマジでお前誰だよ?!
マジで嫌い。大っ嫌い!!!!///」
ついに涙目になった北山は
可愛いを通り越して
愛惜しい。
あー今すぐに
腕の中へ
閉じ込められるなら。
藤「ほら、早く。
渉に写メ送るだけだから」
北「え?横尾さんに、?」
藤「こっち来ないと写メ撮れないから…
はい、笑って〜」
ーカシャ♪
藤「一応、渉に迷惑かけちゃったし。
無事に蟹食べました〜っと。よし」
北「……は?え、??」
藤「あっ、そうだ、もう一人………はい
これでOKかな」
とりあえず今日はここまで
だから、どうか
俺のこと意識して。
もっと、
俺のこと考えて。
やっぱりエンディングは
ハッピーエンドじゃないと。
.
北「マジで、いいの?
俺が誘ったんだけど」
藤「俺の方こそ、おかげで一人寂しく
過ごさなくて済んだから(笑)」
北「…じゃあ、ごちです」
藤「いーえ。マジでうまかったー」
北「ん、やっぱ蟹最高だな〜」
君に向けるこの感情が
どうか
独りよがりに
なりませんように。
藤「あ、でも北山?
嫉妬したのは本当だから。
だから、次は北山の奢りね。約束」
北「っ、わ、わかった」
この想いは
きっと甘い甘いPINK.
.
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作者名:りこまま | 作成日時:2017年12月17日 0時