＊*X'masまでに赤ずきんちゃんを*＊ＦＫ

count２１〜タマside ページ22

ミツからの言葉


『そのまま、受け止めればいい』


って、どういうこと？？









北「いーじゃん、"違和感"感じてんだろ？
　 そのまま受け止めて。
　 それを受け入れることから始めたら？」


玉「……受け入れる？」


北「そうそう。んで、いつしかそれが
　 胸の痛みに変わったら……
　 きっとそれは恋だ。ってぜーんぶ
　 横尾様とニカ様の受け売りだけどな？笑」


玉「？？ふふ、ミツらしいね。」


北「俺のことはきっと、タイミングとか
　 流れのもんで…」


玉「いや、ううん。違う、そんなんじゃない。
　 ミツのことは本当に好きだったよ？」


北「！！そっか。うん、そうだな。
　 じゃー俺に振られて目が覚めて、
　 宮田の魅力に気づいたのかもな！？笑」


玉「なにその励ましー。笑
　 俺カッコ悪すぎじゃん」


北「んなことねーよ、タマのアラジン
　 すっげーイケメンだったし！！」









思い悩んでいたことが

バカらしくなってきたのも


いつの間にか笑っちゃってるのも



全部、

ミツのおかげだね？



またガヤに悪いことしちゃってる。



二人の隙間に入れない事


ちゃんとわかってた……



でも、好きだったんだ。



キラキラと笑うミツが


瞳に先に映るのが

たとえガヤだったとしても


その隣で、笑っていたかった。









玉「ミツは意外に面食いだよね？」


北「は？バカにしてんだろっ」


玉「してないよ………ありがと、ミツ。
　 来てくれて嬉しかった」


北「いや。話聞けてよかったよ」


玉「横尾様の言う通り俺も、
　 ちょっと考えてみますわ。」


北「ん、てかニカ様はスルー？笑」


玉「ニカからは恋愛を学べる気がしない」


北「ひでー。あいつも、かなりの恋愛…」


玉「それより、いいの？行かなくて」


北「っ！！そうだっ待たせてんだよ！
　 やべ、そろそろキレられるかも！！」


玉「キレないよ。ガヤは。でも、きっと
　 首長くして待ってるから…行ってあげて？」


北「おう！…んじゃー
　 何かあればまた話せよ？」


玉「ほら、時間時間！！」









頷きながら返事をして

ミツの背中を押した


そして

少し離れてから振り返れば


『ちゃんと宮田と話せよー！』


って大声出しすぎだから。


あ、ほら


若干見られてるし。笑



まぁでもいっか。



ミツの優しさが嬉しい


だけど、痛い。



そんな気持ちも今は


そのまま


受け止めておくね。






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