＊*X'masまでに赤ずきんちゃんを*＊ＦＫ

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…俺は今、


ひじょーーーに困ってる。




あの日、あの夜




あいつからの

カミングアウト？によって


日々の生活に

支障が出始めてしまい



"目が合わないこと"は

さほど気にしなかったのに、


今は逆に


"目が合いすぎて困る"




…ふと、見れば

ほとんど目が合うから。









横「あれ、ミツまたトイレ？」


北「っ悪いかよ！」


横「いや、…笑
　 じゃあ俺も行こ」


北「……笑ってんなよ、いくら横尾さんでも
　 むかつく。」


横「あ、ごめん。…悪気はないんだけど。」









……って、

横尾さんにあたってどうすんだよ。


横尾さんは悪くないじゃん。


きっと


藤ヶ谷だって悪くない。



そんな藤ヶ谷に


動揺してる俺が




一番、ダサい。






…つっても、


慣れないもんは



慣れねーーーしっっ！！！



ぁんのイケメン狼の野郎

なに考えてんだよっ！！









横「ごめんね、ミツ」


北「あ、いや、…俺の方こそごめん。
　 横尾さんには関係ねーよな。」


横「その言い方だと寂しいから。笑」


北「えっ、いや、なんつーか、、
　 俺と…あいつの問題、だよな」


横「まぁ、そうだけど…でも
　 悩むくらいなら話してよ？
　 勝手に突っ走んないでね。」


北「……あいつの、今の行動の意味って
　 やっぱり、そういうこと？」


横「そうだろうね。
　 準備は万端だったから、今は
　 ブレーキが効かないって感じかな？笑」


北「…横尾さんは、なんとも思わねーの？」


横「え？」









今となっては


『ボーイズ ラブー♥キャーッ♥』


とか流行ってんのかもしんないけど

それはあくまで第３者で。


急遽なってしまった

当事者としては


はっきり言うと

まだ全然実感ないし、


男同士ってのは

＝熱い友情

が成り立っていて。


だから、その当事者同士を

もろに知ってる横尾さんは


どう感じてんだろ……


嫌悪感とか、ねーのかな。。









横「んー簡単には言えないけど…
　 でも太輔見てると、恋してるんだなぁって
　 すごく思うよ」


北「…こ、恋……？」


横「うん。今のとこ、片想い？だけどね。笑」


北「男でも、男を好きになれんだな」


横「…稀に見ないぶん、相当な覚悟と
　 本気じゃなきゃ出来ないよね。
　 だから尊敬してる」


北「え、」


横「究極な恋のような気がしてさ、
　 だからかな？マジで応援してるよ」






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